美しい格闘技

部屋に飾ってはいませんが、ウチには錦絵があります。千代の富士の錦絵です。あらゆるスポーツを観るのが好きな私は、当然日本の国技である相撲も幼い頃から好きです。
これはおばあちゃんの影響が大きいですね。今ではおばあちゃんのお墓参りをすると「今場所は○○が勝ったよ」とか報告してます。まあ、おばあちゃんはあっちで観ていて知っているに決まっているんですが…。

千代の富士はいちいちが美しい横綱だったと思います。蹲踞の姿勢から塩をまく塩梅、懸賞金を受け取るときの手刀の切り方。千代の富士の相撲は取り組みももちろん面白かったけど、立会いまでの間は思わず見とれてしまうほどでした。
この千代の富士の錦絵は、私の☆回目の誕生日に、自分で自分にプレゼントした品です。

国技館に初めて相撲を観にいったのは、千代の富士が引退してしまった後でした。突然思い立って、まだお客さんもまばらな10時頃に国技館に行きましたが、取り組みはすでに始まっていました。やっと髷らしきものが結えるようになった少年たちの取り組みで、若い行司さんの装束も簡素なものでした。途中お昼ご飯を食べて、土俵入りも見て、18時頃までたっぷりと楽しみました。
国技館プチ情報ですが、行くことがあればお土産物を買うよりも先に、是非、焼き鳥を買って食べてみてください。国技館の焼き鳥は、冷めていても美味い！　相撲を観ながら２箱食べて、さらにお土産としてお持ち帰り。相撲グッズよりも喜ばれたりしますよ。

相撲人気が下火になっているとか言われています。それなのにさらに下火になってしまうような連日の報道。もちろん、騒動を起こした本人の責任であることに間違いはありません。それと、親方の対応もどうかと思うんだけど！「アンタ、本当に親方なの？」と疑いたくなるほどです。
相撲は本来美しい格闘技のはずなのに、美しさのかけらも見受けられないドタバタ劇。こんな始末で相撲を見る人がさらに少なくなってしまわないかしら？

９月場所ももうすぐ。千代の富士以来、最近はご贔屓力士はいませんが、新大関琴光喜。先代親方にカッコイイとこ、見せてあげな！　と思ったりしています。