原田マハさんの『常設展示室』を読みました。
久しぶりの原田マハ作品。タイトルとカバーデザインに惹かれたことは正直に言っておきます。ずっと積読にしていた一冊で、やっと読めました。今年のうちに読めてよかった。
ピカソの『盲人の食事』、フェルメールの『デルフトの眺望』、ラファエロ・サンティオの『大公の聖母』、ゴッホの『ばら』、マティスの『豪奢』、東山魁夷の『道』。それぞれの絵画をきっかけに紡がれる、それぞれの女性たちの心が動いて確実に生きている姿を描いた6篇。
常設展示は特別展示と違って、派手に宣伝されることはないけれど、いつでもそこに行けば出会える美術作品。美術館や博物館に行くときは「特別展」や「企画展」にばかり目が向いてしまっている私にとって、違う視点を与えてくれた短篇集でした。
考えてみたら、今年はほとんど美術に触れずじまいでした。どうしても行きたい「特別展」とかもなかったし、美術作品に触れたいと心が動かなかった、つまり自分の感情がパキパキに乾いていたからだったかもしれません。潤いのない1年だったのかも。
そしてこの作品を読んで、猛烈に「美術館に行きたい!」と思っているのです。
常設展示されている作品で私の心を潤わせてくれるものとの出会いがあるかもしれない。美術館でなくても、街中のギャラリーでもあるかもしれない。
そんな気持ちにさせてくれました。
いつも静かにそこにいてくれる絵画。「常設展示」だからこその魅力を見つけに行く年末の過ごし方も素敵だけど、私のパキパキに乾いた生活は年内に解消されそうにないな~、ってことも覚悟しているのでした。
潤いのある生活。これは来年の目標としておきましょう。
久しぶりの原田マハ作品。タイトルとカバーデザインに惹かれたことは正直に言っておきます。ずっと積読にしていた一冊で、やっと読めました。今年のうちに読めてよかった。
ピカソの『盲人の食事』、フェルメールの『デルフトの眺望』、ラファエロ・サンティオの『大公の聖母』、ゴッホの『ばら』、マティスの『豪奢』、東山魁夷の『道』。それぞれの絵画をきっかけに紡がれる、それぞれの女性たちの心が動いて確実に生きている姿を描いた6篇。
常設展示は特別展示と違って、派手に宣伝されることはないけれど、いつでもそこに行けば出会える美術作品。美術館や博物館に行くときは「特別展」や「企画展」にばかり目が向いてしまっている私にとって、違う視点を与えてくれた短篇集でした。
考えてみたら、今年はほとんど美術に触れずじまいでした。どうしても行きたい「特別展」とかもなかったし、美術作品に触れたいと心が動かなかった、つまり自分の感情がパキパキに乾いていたからだったかもしれません。潤いのない1年だったのかも。
そしてこの作品を読んで、猛烈に「美術館に行きたい!」と思っているのです。
常設展示されている作品で私の心を潤わせてくれるものとの出会いがあるかもしれない。美術館でなくても、街中のギャラリーでもあるかもしれない。
そんな気持ちにさせてくれました。
いつも静かにそこにいてくれる絵画。「常設展示」だからこその魅力を見つけに行く年末の過ごし方も素敵だけど、私のパキパキに乾いた生活は年内に解消されそうにないな~、ってことも覚悟しているのでした。
潤いのある生活。これは来年の目標としておきましょう。