よくもまあ、こんなアクションシーンを考えるものだと、途中から感心しながら鑑賞していました。
それにしても……
予告編は、もうちょっと抑えめに作ったほうがいいですよ、ほんとに。
本編が、「ああ、あのシーンだな」と確認するだけの場になりかねません。
お客を呼ぶためには、ある程度の刺激は必要なのは判るんですけどね。
4作とも劇場で観ている身としては、やっぱり第1作目(以下、D1)への思い入れが一番強いんですよ。
D1 は、とにかく脚本がすばらしかった!
主役のジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス演じる刑事)は、妻を助けるという明確な目的があるため、逃げるわけにはいかないんですよ。
舞台となる高層ビルディングは、ほどよく狭くて、それでいてテロリストの目が届かない場所が多く、一対多という設定でもジョンが活躍できたわけです。
あと、敵役のキャラも最高でしたね。
ハンス・グルーバー(演じているのは、アラン・リックマン)は、頭がよくて、冷酷で、それでいて魅力的。
“Shoot the glass!”のくだりは、身震いするくらいおもしろかったです。
アクション映画って、規模が大きくなりすぎると、かえってつまらなくなる気がするんですよね。
で……こんな振りをしておいてなんですが、D4 の舞台設定も壮大です (^_^;)
なにせ、アメリカ全土の主要ネットワークが“ハッキング”されてしまうんですから。
で、知らぬうちにその片棒を担いでしまったハッカー少年を、ジョンが FBI に護送するところから、物語は始まるのです。
前述のとおり、とにかくD4はアクションシーンのてんこ盛り。
マイ(演じるのは、マギーQ)とジョンとの格闘シーンが、個人的にはおもしろかったですね。
ここは予告編でまったく触れられていなかった、からかもしれませんが…
あと、テロリストのひとりが、超人的な動きを見せています。
CG やワイヤーアクションとは違う感じですね。
ひょっとして、あの役者さんは、フランスの某アクション集団の一員じゃないでしょうか。
これはちょっぴりネタバレになりますが、『ダイハード』シリーズって、ラスト直前のアクションシーンが一番派手なんですよね。
予告編でもちらっと出てくるシーンが、案の定ラスト直前のくだりでした。
冷静に考えると「そんなわけないだろ!」と突っ込みたくなる箇所ですが、でもやっぱりあの構図は凄いです。
敵側のボスが、今回もちょっと弱かったなぁ(キャラ的に、という意味で)。
ひょっとして、この図式は D2 以降のお約束なんでしょうか。
個人的には、D1 がハリウッド系アクション映画の図式を大きく変えたと思っています。
で、『ボーン・アイデンティティ』がさらに変えたと思うんですよ。
(あくまで、僕が観たアクション映画の中で、という話ですが…)
ダイハードは、そういう意味では「本家の味」なわけですから、この系統で行けばいいわけですよね、たぶん。
はたして D5 が作られるかどうかはわかりませんが、ブルース・ウィリスが50代のうちにもう一本くらい作られるんじゃないでしょうか。
予告編をご覧になっていないかたは、ぜひそのままで D4 を観てやってください。
笑っちゃうくらいに激しいアクションシーンを堪能できると思います。
さて、次は『トランスフォーマー』かな…
コメント一覧

とみしゅう@ケータイ

hiromu
最新の画像もっと見る
最近の「雑記」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事