この記事は、タイトルにもある通り、アダルトビデオ(AV)についてのものです。
性的な表現を多分に含みますのでご注意ください。
あと、この記事には特にオチはありません。
AVに対する、ぼんやりとした不満みたいなことだけ書いています。
新型コロナウイルスという未知の脅威にさらされ、不要不急の外出に制限を受け、運動不足やら肥満やらの危機にさいなまれ。
得体の知れないストレスを感じつつも、それでもまあ、AVは観ていたりするわけです。
私は「プロフェッショナル フェチ」でして。
プロがプロの仕事をきっちりこなす様を見るのが好きなのです。
AVにおけるプロとは、なんと言っても出方である女優さんと男優さん。
LGBT的観点から言えば、あえて性別でラベリングをすることはいかがなものかということなのですが、そこを論点にしたいわけではないので、どうかご容赦を。
AVという世界は、おそらくは凄まじい競争社会であると思われます。
月に100本単位で作品がリリースされ、おそらくは10人単位で新人女優さんがデビューしている。
で、その中で2本目以降が作られる人は数えるほどだろうし、さらには1年以上継続して作品が出続ける人はさらにごくわずか…であろうと。
一方、売れっ子の女優さんともなれば、月に数本の作品が同時リリースされることもザラ。
健康状態を気にしてしまうほどのペース。
光速のようなスピードで駆け抜けて、短期間で辞めてしまう人が圧倒的に多いのだろうと、容易に想像はつきます。
がしかし、最近では「熟女枠」なるものも作られており、10年以上にわたって活躍を続ける、息の長い女優さんもいたりします。
出演強要の問題などを耳目にすることもあり、まだまだグレーゾーンが広い業界なのかもしれませんが、自分が日々(?)お世話になっているjこともあり、一層の健全化を図ってほしいなと思うところではあります。
で、話は突然に変わるのですが、
どう見ても僕自身と大差ない(おそらくは同世代の)男優さんが、作品内で高校生役を演じているの見るたびに、なんともつらい気持ちになるわけです。
もちろん本当の未成年者をキャスティングすることは法律的にNGでしょうから、成人である男優さんが無理をせざるを得ないのは分かる。
分かるのだけれど、絵面的には相当厳しい。
AVという妄想100%の世界に「そんなわけないだろ!」とツッコミを入れるのは野暮である。
それくらいのことは分かっています。
分かっているけれども、つらさを感じてしまう自分に嘘はつけない。
いわゆるPoV(一人称視点)メインの作品であれば、男優の見た目はかなり無視できます。
だが、オーソドックスな三人称視点の作品だと、どう見たって「イケオジ」的な男優さんが「モテない童貞」を演じていたり、「かつては童顔だったであろうオジサン」が「義母に翻弄される内気なティーン男子」を演じていたりする様を目にすることが本当に多い。
前述の通り、新しい女優さんは毎月のように増えるけれど(そして瞬く間に業界を去っていくけれど)、新しい男優さんはそうそう増えてはいないようです。
男優の圧倒的な少なさ。これは業界の構造における問題なんでしょうね。
作り手だって、それは分かっているんでしょう。
頑張っている俳優さんたちを責めたいわけではない。
責めたいわけではないが、「ああ、またあの男優さんか…」とゲッソリしてしまう自分がいるのも、また事実。
いずれ、こういう世界にもIT革命的なことが起こって、男優の顔を自在に変えられたりする日が来るんでしょうか。
そういう状況になってもなお、モチベーションを保てる男優さんがいるかどうかは分かりませんが…