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とみしゅう日記

僕がエアロフォンを買った理由 - その13

前回の更新から、すっかり時間がたってしまいました (^_^;)
過去のことはどんどん忘れていってしまうので、早いところ実際のタイムラインに追いつかねば…ということで、前回の続きです。

僕がエアロフォンを買った理由 - その12

初めてのスタジオ練習のあと、僕の胸に残った違和感。
それは「Aerophone GOの音が弱い…」という思いでした。
正確に言えば、「Aerophone GOの音色では、今の自分の稚拙な腕前を補ってくれない」と思ったのです。

Aerophone GOの名誉のために言っておきますが、あくまでも僕の主観です。
そもそも、Aerophone GOが元祖Aerophoneに比べて、音質の部分で差があることは分かっていました。
それを納得したうえで購入をしたのです。

しかし、実際にスタジオで音を出してみて、他の楽器と混ざってセッションをした時に、「この音はなにか違う…」と思ってしまいました。
他のメンバーからは特に意見はなかった。でも僕はそうじゃなかった。
この違和感を言語化できるほど、僕は音楽に詳しくない。
でも、「なにか違う」と思ってしまった。それは僕にとっての真実なのです。

楽器演奏者としての自分のキャリアやスキルを考えた時に、おそらく2回目のライブのチャンスはすぐに巡っては来ないでしょう。
そして当たり前のことですが、「初めてのライブ」は今回が最初で最後なのです。
そのライブを、自分で納得できないまま終わらせてしまっていいのだろうか…

本番まであと1ヶ月ほど。
技術的な上積みは、それほど望めないでしょう。
だとしたら、どうする?

結論はあっさり出ました。

 

「楽器を買い換えよう」

 

数日後、僕の手元に元祖Aerophoneが届きました。お値段は9万円弱。
Aerophone GOと合わせれば、16万円ほど。
新品の楽器としては決して高くない…が、自分の稼ぎを考えると安くない出費です。
ていうか、高いよ!間違いなく高いよ!

でも、僕は自分のプライドを優先させました。
下手くそな演奏しかできないけれど、それでも自分ができる最善の努力で、最善の環境で、初めてのライブを迎えたい。
お金を払うことで(自分ができる範囲で)何かが前進するなら、それでいい。
他の人から見れば大した問題じゃないことでも、僕にとっては大事な問題。

そうやって、僕は僕自身を無理やり説得しました。

ただの見栄です。少しでも自分をよく見せたいという見栄です。
でも、僕はAerophone GOを買って、ライブのデビューが決まって、毎日1時間程度の練習をする中で、とても大きなやりがいを感じていました。
大げさではなく、自分の人生にとって大きな転換期だと思っています。
安くはないお金を払ってでも、僕は今回のライブデビューを最高のものにしたかった。
下手くそな演奏でも、たった1曲だけだとしても、やれることはできるかぎりやっておきたい。
できることなら聴いた人から褒められたい。
でも何より、自分で自分を褒められるようなライブにしたい。
いつまでたっても自分に自信が持てない人生だけれども、今回のライブは「俺、がんばったよ」って胸を張って自分に誇れるものにしたい。

…まあ、それはそれとして、届いたAerophoneは一回り大きくて、ちょっとだけ重い代物でした。
指づかいは一緒だから、これまでの練習は無駄にはならないけれど、大きさの違いは無視できない違いでした。
数週間ぶりに、親指付け根の痛みが再発しました😓
そうでなくても、無駄に力を入れまくっているわけですから、当然といえば当然。
本番までに調整は間に合うのかな…そんな不安を抱えつつ、2回目のスタジオ練習を迎えたのでした。

【つづく】

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