とみしゅう日記

言語化するということ

アニメ版『三月のライオン』、第18話を観てハッとしたことがあります。
キーワードは「言語化」。

ネタバレを避けるために詳しくは書きませんが、主人公の霊に対してある人物がそう言うわけです。
せっかくみんなで集まって将棋を研究しているのだから、これまでは曖昧なままで自分だけで理解していたものを、今度は言語化して皆に伝えてほしい、と。

おおおおおおおお (゜ロ゜)

言われてみれば当たり前のことなんだけど、なんか猛烈にショックを受けました。

自分がずっとネットラジオをやっているのは、とにかく喋りたいから。
喋るってことは、自分の感情や思考を言語化するということ。
もちろん、余すところなく言語化するってことはできないだろうけれど、できるかぎり言語化して誰かに伝える。
誰かに伝えて、分かってもらいたい。

当たり前のこと。
当たり前のことが、こうやって「言語化」されて自分の耳に届いたとき、「ああ、そうだった」と改めて自覚したわけです。

誰かとつながりたい。
そういう渇望が自分の中に紛れもなくあるということ。

すべてのコミュニケーションは言語化できるものではないけれど、言語化を疎かにしていいというわけでもない。
話す、聴く、考える。また話す、聴く、考える。
繰り返して繰り返して、それでも足りないかもしれないけれど、そうやって初めて誰かのことを理解できるし、自分のことを理解してもらえる。

ネットラジオは、自分にとって「一方的に喋っていい」と自分に許している場所。
で、まあ、「誰にも分かってもらえなくてもいい」とも思っている。

でも、今の自分にとっては「誰かに分かってほしい」ということのほうが大切に思えてきた。

こうしてブログを書いているのも、自分がいま考えていることを誰かに知ってほしいから。
知ってもらって、その先は… よく分からない。
分からないけど、いまこうして自分は、自分が考えていることを言語化して、PCのキーボードを通じて文字に変換している。
もちろん、その言葉からこぼれ落ちているものも多いけれど、それでもやっぱり自分の言葉で書きたいと思っています。
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