↑ここ何年も、僕が気に入って使っている顔文字です。
相手にお茶を勧めているイメージ。
さまざまなメッセージや思いが飛び交うSNS。
みんながハッピーでいてくれればいいけれど、残念ながら世間は世知辛い。
しんどさや辛さを抱えたフォロワーさんやお友達が、その思いの一端を吐き出すとき、僕は決まってこの顔文字を使います。
お疲れさまでした。お茶でもどうぞ。
千利休のような達人ではないし、そもそもネットワーク上でのやり取りなので、美味しいお茶を本当に煎れることなどできません。
でも、つらい思いをしている人に、せめてなにかできることはないか?
そう考えたときに、僕が思いついたのが、「お茶を勧める」だったのです。
お客様を家に招き入れたとき、誰しも飲み物を出しますよね。あのイメージです。
たとえばFacebookだと「自分のページ」=「自分の家」がはっきりしています。
一方、Twitterは「自分のツイート」「フォロワーのツイート」「リプライ」「リツイート」など、いろいろな情報がタイムライン上に混在します。
自分の家の茶の間と、誰かの家の玄関が繋がっているような、なんとも不思議な空間なのです。
誰かがしんどい思いをつぶやく場所は、その人にとっても、その人をフォローしている僕にとっても、同じ空間のように思えるのです。
僕にできることは大してないけれど、あなたのしんどさをさらけ出してくれて構いませんよ。
よければ、このお茶を飲みながら。
槇原敬之さんの“MILK”という歌があります。
夜中に親友の家を訪ねた主人公が、友人の出してくれたホットミルクを飲みながら、つらい思いを語る。
ミルクの暖かさ、友人の優しさに、思わず涙が出てしまう。
そんな心温まる歌です。大好きな歌です。
全く同じ状況ではないけれど、僕も友人に泣きながら悩みを打ち明けて、黙って聞いてもらったことがありました。
いまだにその恩は返せていない気がするし、そもそも僕自身が「悩みを相談される」キャラでもないのです。
それでも、大切な人の役に立ちたい。
で、まあ、今でもホットミルク…ではなく、暖かいお茶を出し続けているわけです。
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