(不本意ではありますが…)
「テイルズ」といえば、ナムコ(現・バンダイナムコゲームス)が誇る人気RPGシリーズです。
最近、第1作『テイルズ・オブ・デスティニー』のリメイク版が発売されましたが、厳密な意味での最新作は、この「アビス」になります。
「テイルズ」シリーズは何本か持っているのですが、実はまともにクリアしたことがありません。
アクション性の高い戦闘シーンが「テイルズ」の売りなのですが、途中からついていけなくなってしまうんですよね。
まあ、「途中まで進んで、クリアできず」というパターンは、「テイルズ」だけに限ったことではないのですが…
従来のシリーズと一番異なる点は、主人公が「やたらとわがまま」なところ。
子どもの頃に誘拐されたことが、性格形成に何らかの影響を与えているとは思うのですが、それにしてもの傍若無人ぶり。
国王の甥っ子という社会的地位も、理由の一つでしょうね。
自分の金で物を買う、という経験をしたことがないために、いらぬトラブルに巻き込まれる、なんてエピソードも登場します。
ただ、この手の話のお約束として、彼には「何かしらの不思議な力」が秘められているようです。
その正体は、おそらくこの後の展開で明らかになることでしょう。
しかし、改めて思うのですが、物語における主人公の設定というのは、どうしても制約を受けざるを得ないんでしょうね。
誰からも共感されないような性格では、読者(遊び手)がついて来られませんから。
個人的には、テレビゲームに「凝った設定」はそれほど必要ないのでは、と思っています。
テレビゲームには、遊び手が世界に介入できるという特徴があります。
その余地を残しておくことも、ゲームにとっては必要だと思うんですよね。
ドラクエの主人公が一切しゃべらないことは、ゲームファンにとっては有名な話ですが、これもやはり同じ理由だと思うのです。
「テイルズ」シリーズのシステムは好きなのですが、ストーリーに関してはちょっぴり相性が悪いみたいです、はい。
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