「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない」
から、最低限の要素だけを取り出すと
「僕は傷つけない」
となりますね。
「君」という要素を考慮に入れた場合、これは宣言として捉えることができそうです。
もし、僕と付き合ってくれるのであれば、(前の男とは違って)僕は君を傷つけないよ、という事でしょう。
ただ、問題となるのは「君だけを」ですね。
「君だけを愛している」
「君だけを守る」
なら判るのですが、
「君だけを傷つけない」
となると……なるほど、これは実に謎めいた文章ですね。
非常に粗暴な男であれば、
「(他の人間は傷つけても)君だけは傷つけない」
と言うかもしれませんが、
「君だけを」
ですからね。
ここで新たなる可能性を考えてみましょう。
もし、傷つける対象となる「人間」が複数いるとしたらどうでしょう。
つまり、「君」の他に「花子」や「キャメロン」や「ナターシャ」がいるわけです。
これはどういう状況なのでしょう。
ここはいったん保留として、次は前半部分について考えてみましょう。
「愛のままにわがままに」
これは当然のことながら「傷つけない」にかかる副詞です。
「愛のままに傷つけない」
「わがままに傷つけない」
さて、ここで、動詞を反対の意味にしてみましょう。
「愛のままに傷つける」
「わがままに傷つける」
この形で、まずは前者について考えてみます。
愛のままに傷つける…
SM ですね。←迷いなく断言
わがままに傷つける…
SM ですね。←躊躇なく断言
こう考えてみると、先ほど保留にした箇所の謎も解けます。
つまり、この宣言を口にしている人物(おそらく男性)は、複数の人間(おそらく女性)と SM プレイをしている、もしくはしようとしているのです。
プレイの最中、あるいは直前に、この人物は
「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない」
と宣言したわけですよ。
つまり、この言葉の本当の意味は、以下のようになります。
----------
これからプレイを始めるにあたって、言っておきたいことがある。
かなり厳しい話もするけれど、僕の言葉を聞いてほしい。
花子やナターシャと違って、君への仕打ちはやや緩くなるだろう。
君を、愛のままに、わがままに傷つけることはしない。
でも、仕方がない。
僕らの関係はまだ始まったばかり。
これから関係が深まる中で、
僕は君を、愛のままに、わがままに傷つけることになるだろう。
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…えーと。
最後まで読んでくださったかた。
こんなオチでごめんなさい m(_ _;)m
あと、中途半端に『関白宣言』を引用して、ごめんなさい (。-人-。)
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