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とみしゅう日記

実録:2005年10月1日(その3)

結婚披露宴のハイライトは、どこにあるだろう?
最初の入場? お色直し&キャンドルサービス?
新婦の読む手紙? 両親への花束贈呈?
もちろん人それぞれ思うところは違うだろう。

今回の場合、僕にとってのそれは“もん☆ます”さんの歌だった。

“もん☆ます”さんの歌を聴いたのは、実は今週(9月25日~10月1日)2回目になる。
披露宴に先立つこと3日前、9月28日に“もん☆ます”さんのソロライブが催された。
幸いにも、僕はそのライブにおける観客の一人となることができた。

平日の夜、しかも対バンということもあって、30分程度のライブ。
“もん☆ます”さんは「練習しすぎて、声がかすれた」と苦笑していた。

全6曲(オリジナル2曲含む)のどれもが僕の胸に染み渡り、心地よい余韻を残していった。
最前列に座った僕は、最後の曲「空も飛べるはず」(スピッツ)を口ずさみながら思った。
「音楽って素晴らしいなぁ」と。

古来から、人は祝いの席で歌い踊ってきた。
僕にはどちらの才能も備わっていないようだけれど、歌うことは好きだ。
素晴らしい歌を聴くことも好きだ。
そして、僕の周りには素敵な歌い手がたくさんいる。
“もん☆ます”さんしかり、“こんこん”しかり。

そして10月1日。
“こんこん”と“けぺ”のために、“もん☆ます”さんは再びギターを手に舞台へ上がる。
祝いの席なのに、きっとお酒は控えていたんだろうな。
声が出なくなってしまうもんな。
ご自分のライブの練習もあっただろうに、合間を見て練習をしたんだろうな。

二人にお祝いを述べる“もん☆ます”さんの声は、心なしか震えて聞こえた。
二人を間近に見てきた人だから、喜びもひとしおだったのだと思う。

“もん☆ます”さんはギターを抱えて、歌い出す。

♪夢追う無邪気な子どもの頃に…♪

サザンオールスターズ:“心を込めて花束を”
この曲は、僕にとっても強い思い入れがある。

僕の親友、A。
予備校以来の付き合いだから、かれこれ10年以上になる。
考え方も生き方も違うけれど、きっと死ぬまで付き合える友人なんだと思っている。

Aとは、よくカラオケに行く。
幸いにもお互いに得意な曲がかぶらないので、気兼ねなく十八番を披露しあえる。

彼の十八番は、なんといってもサザンオールスターズだ。
彼のおかげで好きになったサザンの曲がいくつかある。
そのひとつが、この“心を込めて花束を”だった。

♪期待通りの僕じゃないけど/素晴らしい女性(ひと)に出逢えた♪
このサビは、何度聞いてもぐっと来る。

Aは僕の女友達Yと結婚して、子を成し、幸せに暮らしている。
彼の十八番を僕が歌うわけにはいかないけれど、“心を込めて花束を”は僕にとってKのテーマソングなのだ。

“もん☆ます”さんの素敵な歌を聴きながら、4人の大切な友人たちが僕の脳裏に浮かんでいた。
今日の主役である“こんこん”&“けぺ”。
そして、Aとその妻Y。
みんな素敵だよ。輝いているよ。

バカみたいにたくさん撮った“もん☆ます”さんの写真は、ところがことごとくピンぼけだった。
だから、こんな風にコラージュしてごまかしてみた。
“もん☆ます”さん、ごめんなさい。
でも、またきっとすぐに、素敵な歌を聴かせてもらえるんですよね。
その時は、もっといい写真撮りますから、今回は勘弁してください。

<その4へつづく>
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