Role Playとは、役割を演じるという意味。
プレイヤーは、そのゲームの中で
「自分ではない誰か」になって活躍するわけです。
その観点で言うと
“ロード・オブ・ザ・リング 中つ国第三紀”
(以下RR)は実によくできたRPGです。
ゴブリン、トロル、オーク。
さしてファンタジー知識のない僕でも、
名前だけは知っているモンスターたち。
普通のRPGにおいては雑魚キャラになるのでしょうけれど、
ことRRにおいては、ちっとも気が抜けません。
不気味な洞窟、鬱蒼とした森、どこまで続きそうな荒野。
正直言って、RRのストーリーはよく判りません。
とにかく生き抜いて、マップ上の赤い点に辿り着き、クエストをこなす。
それだけで充分なのです。
システム面ではいろいろと不備もありますが、
前述の通り、“役になりきる”“世界に没頭する”という点では
実に素晴らしいゲームです。
ドラクエ8とほぼ同時期の発売ということで、
日本国内でのセールスはあまり延びないかもしれません。
でも、いいゲームです。
年末年始のお休みに、
ドラクエ8ともども、ぜひ遊んでみてください。
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