語り合う時間

珠玉のひとときは、いつでも想い出になっていく。
その細部が少しずつ剥がれていって、
漠然とした「楽しかった」という感想だけが心の片隅に残される。

それで良いのか悪いのか、僕にはよく判らない。
単に僕の頭が悪いだけなのかもしれないし。

ともあれ、僕らは2006年2月25日に「もりま様」宅に集まり、楽しいひとときを過ごした。

「マリオパーティー７」で遊び、デリバリーの弁当をみなで食べ、「ゆうたん」の誕生日を祝い、「けぺ」画伯の傑作に笑い転げ、友人夫婦たちの結婚式話に花を咲かせて、解散した。

おっと、忘れちゃいけない。
その前に、後輩のヨーコとカラオケに行ったんだった。
一人でカラオケに行ける度胸がないから、付き合ってもらったんだよね。
先輩のわがままに付き合ってくれてありがとう、ヨーコ。

ちなみに最初に歌った曲は、柴田英嗣『だまって俺についてこい』。
最後に歌った曲は、槇原敬之“Love Letter”でした。

「マリオテニス」をやらないゲーム大会もひさしぶりだったけど、それはきっと僕自身が「言葉で語り合う時間」を求めていたからなんだと思う。
酒を飲みつつ、ほろ酔い加減で語り合う時間。
大人に許された、ささやかで至高の贅沢。
みんな最高の友人たちだもの。楽しくないわけがない。

素敵な人々が集う中に、自分という人間がいられたこと。
その幸福に慣れきってしまわないよう、いつだって何度だって感謝の言葉をここに書き記そう。

みんな、ありがとう。
僕を支える誇りである大切な人たちに、心からの感謝を込めて。