マデイラ島の4日目です。
長かったポルトガル旅行も一応今日で予定していた日程が終了。明日はポルト迄飛行機で戻って、明後日の日本への
帰国便搭乗に備えます。
今日はフンシャルの市内を巡ります。
■カテドラル(大聖堂)
1514年に、ポルトガル本土以外では最初に建てられた大聖堂です。
・教会のファザード
ゴシック様式の備えたシンプルなファザードです。茶褐色の部分は、ジラン岬の崖の火山岩を使っているとのことです。
・教会内部
3身廊の内部に翼廊が付属したラテン十字のプランになっています。
・主祭壇
煌びやかな祭壇の左右にも副祭壇が設けられています。
・主祭壇の祭壇画
3層構造になっている祭壇画です。中央には聖母被昇天の像が置かれています。残念ながら向かって左側の2枚の絵は欠落しています。
・右側廊の礼拝堂
・左側廊の礼拝堂
側廊には左右それぞれ3つの礼拝堂が並んでいます。
■Blandy's Wine Lodges
・ワインロッジ
フンシャルで一番古いワインロッジです。17世紀の修道院跡を利用しています。日本から事前に予約しておいた
マデイラワインのテイスティング付きツアーに参加しました。
・ワインを寝かせる樽
・ワインを寝かせる大樽
現在ではワインは別の工場で作られているようですが、これらの樽にはヴィンテージのマデイラワインが保管されています。
・テイスティングチャート
マデイラワインの複雑な薫りや味わいを示すチャートです。
・テイスティング
ツアーの後で2杯のマデイラ酒のテイスティングを行いました。
色合いの薄いほう(手前側)がベルデホ、色の濃い奥側はヴェルメンティーノを使っています、原則的にマデイラ酒は
葡萄を混ぜて造らないそうで、エチケットには使われている葡萄の名称が記載されています。
・今回のマデイラ酒
ベルデホの5年もの、ベルメンティーノの10年ものです。どちらも素敵な味わいでしたが、10年物の方がより複雑味
がありました。
■Museo de Alta Sacra(宗教美術館)
・美術館入口
マデイラ島という小さな島に素晴らしい美術品が集まったのは、15~16世紀の高価な砂糖の貿易で財を成していたからだそうです。
・聖母子像(木製彩色)
・最後の晩餐(木製彩色)
・3連祭壇画
中央に聖母子、左側はサンタ・バーバラ、右側はアレキサンドリアのサンタ・カテリーナが描かれています。16世紀の
ポルトガル画家によるものです。
・聖母被昇天
16世紀初頭のフランダース地方の画家による作品です。
・聖ウルスラと11000人の処女
異教徒によって惨殺されたという伝説をもつ聖ウルスラと彼女に従った11000人の処女を描いています。17世紀中盤の
ポルトガルの作家による作品です。
■Igreja de São João Evangelista do Colégio do Funchal
・教会のファザード
コレジオ教会として知られるサン ジョアン エヴァンジェリスタ教会は、マデイラ諸島で最も豊かな教会の 1 つで17世紀に
建てられています。
・教会内部
イエズス会系の教会あるあるで、贅沢な装飾で天井も含めてすべてが飾られています。左右の側廊に並ぶ礼拝堂同士の間には、
アズレージョの土台部の上にフレスコ画が描かれています。
・主祭壇
金泥を用いて煌びやかに光る主祭壇です。左右には副祭壇も設けられています。
・右翼廊の祭壇
・左翼廊の祭壇
とにかく煌びやかな装飾に圧倒されます。
■ラヴラドーレス市場
・市場への入口
とても美しい2階建ての市場です。一番奥の魚市場を除けばほとんどの店は観光客相手になっているようです。
・花屋
入口を入った直後には花を売るお店が並んでいます。伝統衣装をまとった元お姉さま方が笑顔を振りまいています。
・市場の内部1
・市場の内部2
市場の内部には中央の広場を囲むように店が並んでいます。
・豊富な果物を売るお店
・香辛料を売るお店
土産物以外にも、マデイラ島らしい多種多様な果物や、香辛料を売るお店も数多くありました。
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