イタリア 写真撮りまくり

イタリア好きの食いしん坊が、イタリアで撮りまくった写真を中心にご紹介。

サン グレゴリオ マッジョーレ教会…スポレート

2024年06月23日 | イタリア

スポレートの第17弾では、旧市街の入り口部分にあるガリバルディ広場の西側に建つサン・グレゴリオ・マッジョーレ教会を

ご紹介します。

サン・グレゴリオ・マッジョーレ教会は11 世紀末から 12 世紀にかけてスポレトの殉教司祭グレゴリウスを記念して建てられています。

鐘楼は12世紀の物ですが、現在の教会の建物は16 世紀から 18 世紀にかけて何度か改築された結果ゴシック様式となっています。ファサードの前には

16 世紀の柱廊玄関があり、1597 年にパオロ サンヴィターレ司教によって行われた改修により、美しい門で飾られています。この柱廊の左側には

美しい天井画で飾られたイノケンティ礼拝堂があります。

3廊式の内部には主に 15 世紀のフレスコ画数多く描かれています。クリプタは3 つの身廊に分かれており、左側後陣の近くにある石棺は、

この教会の建築に携わったサンタ アボンダンツァの墓と呼ばれています。

 

 

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ス・マンナウ洞窟…フルミニ・マッジョーレ

2024年06月16日 | イタリア

フルミニ・マッジョーレの第3弾では、第2弾に引き続いてス・マンナウ洞窟(グロッタ・ディ・ス・マンナウ)をご紹介します。

ス・マンナウ洞窟はサルディーニャの首都カリアリの北西、フルミニ・マッジョーレの南、山の中にある5 億 4,000 万年前のカンブリアに遡り、

今なお進化を続けているカルスト複合体です。

洞窟は、左側の部分はプラシド川、右側のラピド川という 2 つの地下水路に由来する、異なるレベルの 2 つの主要なセクションに分かれています。

全長は8キロメートルですが、ガイド付きで観光できるのは左側の500mほどの範囲となっています。

内部には白く透き通るような鍾乳石や石筍、限りなく透き通った青い湖が続いています。ロドリゲスの井戸と呼ばれる23mの深さの底までは

曽根漬けられた階段でおいていくことが出来ます。井戸の底から上を見上げると息をのむほどに美しい鍾乳石や石筍、石柱の様子を見ることが出来ます。

 

 

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オストゥーニの城塞

2024年06月09日 | イタリア

オストゥーニの第10弾では、丘の上に広がる旧市街、白い街を取り囲む城塞の写真をお送りします。

オストゥーニの旧市街は、大聖堂を頂上に広がる丘の上に広がっていますが、その周囲を取り囲むように古代の壁が取り囲んで

います。この城塞都市の壁は独立したものではなく、旧市街の建屋の一部として違いを取り囲んでいます。旧市街の一部に残る階段を降りると、

この城塞を見上げる形で旧市街を一周することが出来ます。

ごつごつとした岩の上に続く城塞は美しく、敵を寄せ付けない威容を感じさせてくれます。

城塞のすぐ下には、ファザードに4本のコリント式半柱とカルメル会の聖人エリギウスとエリシアを祀る壁龕を備えたサンタ・マリア・デル・カルミネ教会が、

少し離れて20世紀初頭に建てられたアラブ・ビザンチンの影響を受けたモダン・ロマネスク様式のマドンナ・デッラ・グレタ教会を見ることが出来ます。

旧市街から少し離れて町の全景を眺めると、オストゥーニの旧市街が丘の上に王冠のように広がる白い街であることが良くわかります。

 

 

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ガリヴァルディ通り…ジェノヴァ

2024年06月02日 | イタリア

ジェノヴァの第8弾では、旧市街にある大きな駅の一つプリンチペ駅の前からバルビ通り~カイローニ通り~ガリヴァルディ通りの

風景をご紹介します。最後は再びプリンチペ駅まで戻って、近くにあるドリア・パンフィーリ宮殿(ヴィラ・プリンチペ)の様子も少しだけ

載せてみました。

プリンチペ駅の前にはジェノヴァ出身のコロンブスの像が建っています。この前から続くバルビ通り~カイローニ通り~ガリヴァルディ通り

には歴史を感じる古い建物が数多く残っています。ライオンの像がある階段が印象的な大学宮殿を過ぎて、特に世界遺産に登録された宮殿が

数多く並ぶガリヴァルディ通りに入っていくと、現在美術館となっている赤の宮殿や白の宮殿が続きます。

ドリア・パンフィーリ宮殿(ヴィラ・プリンチペ)は噴水のある大きな庭園を持つローマ様式の宮殿です。

 

 

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ウルビーノの夜景

2024年05月12日 | イタリア

ウルビーノの第10弾ではウルビーノの夜景をご紹介します。

ローマやミラノ、フィレンツェ等の大きな町を除くと地方の街では日が暮れて暗くなると、昼間の喧騒とは打って変わって

人通りがなくなります。ウルビーノの街もそんな街の一つです。

レストランのある広場などを除けば本当に人もまばらで静けさだけが広がっています。サント・スピリト教会や植物園のある広場に建つ

教皇クレメンテ11世の像も静かに佇んでいます。若干の人が集まっているレプッブリカ広場の噴水も、ドゥオーモやサン・ドメニコ教会も

ひっそりと暗闇の中に浮かんでいました。

 

 

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アルバの市場

2024年05月05日 | イタリア

アルバの第7弾では、旧市街の北西部セナトーレ・オスヴァルド・カグナッソと20世紀のアルバ市長の名が付けられた広場とマルコーニ広場に

かけて建つ市場をご紹介します。

アルバでは土曜日にドゥオーモ広場の前を含めて町中のいたるところに市が立ちますが、こちらはもともと家畜展示用に考案され、現在は食品市場

として使用されている屋根付きの小屋が常設されています。ここでは主として野菜やかんきつ類、輸入品を含めて食品が扱われており、色とりどりの

野菜や果物、魚、肉、チーズなどがお店が並んでいます。またその周囲には花屋、衣料品などのテントも並んでいます。

 

 

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マドンナ デッラ グレカ教会…ロコロトンド

2024年03月24日 | イタリア

ロコロトンドの第8弾では、ロコロトンドにある教会で最古のものとされているマドンナ デッラ グレカ教会と、

ロコロトンド駅から旧市街へ向かう途中に建つ小さなスピリト・サント礼拝堂を少しだけご紹介します。

円形の旧市街を取り囲むサン・ロッコ通りがアントニオ・ミトラ広場に突き当たる手前に建つマドンナ デッラ グレカ教会は、ロコロトンドで

最も古い教会で、最初は7~8世紀頃に建てられ、その後15世紀に再建されています。マドンナ デッラ グレカ教会と言う名称のグレカ

(=ギリシア)というのはロコロトンドでギリシャ正教の儀式が行われていたことを示唆しているのだそうです。小さな教会のファザードには

中央上部に石造りのバラ窓、両端には聖ペテロと聖パウロの像が飾られています。

内部はゴシック様式の3身廊となっており、かつて存在していたと思われるフレスコ画は消失しています。中央祭壇には聖母子を中心に、

聖ルチア、聖ピエトロ、聖パウロと聖オロンツォの石像「薔薇の聖母」多翼祭壇画が飾られています。また主祭壇の左側には聖ジョルジョ、

右側には聖母子の石像が飾られています。

スピリト・サント礼拝堂(精霊礼拝堂)は小さな単身廊となっています。入り口を入ってすぐ左側にパドヴァの聖人である聖アントニウスの像が

飾られています。

 

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聖ペレグリーノ・エ・テレサ教会…アンコーナ

2024年03月17日 | イタリア

アンコーナの第7弾では、サン・ペレグリーノ・エ・テレサ教会をご紹介します。

サン・ペレグリーノ・エ・テレサ教会はアンコーナのドゥオーモ(サン・チリアコ聖堂)の建つ丘の登り口の手前、セナート広場に建っている

銅で覆われた緑色のドームが印象的な教会です。教会は18世紀に建てられ、名称の通り聖ペレグリーノと聖テレサに奉献されていますが、

地元ではスカルツィ教会と呼ばれているようです。

教会の建物は8角形のプランとなっています。素朴なファザードには1対のドリス様式の柱が備え付けられています。城を主体としている内部は

ギリシア十字形となっており、2つの側面礼拝堂があります。左側の祭壇には「マリアの結婚」、右側の祭壇には「聖母と聖ガエターノと十字架のヨハネ」が

飾られています。主祭壇はには13世紀に遡る中世の十字架が飾られています。

 

 

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サン・パンタレオ教会(その2)…ドリアノーヴァ

2024年03月03日 | イタリア

ドリアノーヴァの最2弾では、第1弾に続いてサルディーニャの中でも重要なロマネスク教会の一つとされる

サン・パンタレオ教会をご紹介します。

ドリアノーヴァはカリアリの北、おそよ20kmほどの所にあるコムーネです。カテドラーレ・サン・パンタレオ教会は、

町の北側に建つ教会で、17世紀の初頭に元々のドリア教区がカリアリ教区に併合されるまでは司教座大聖堂として権威を

持っていた教会です。聖パンタレオ(パンテレイモン)は、3世紀末から4世紀初頭の医師で、治癒者として崇敬を集めているようです。

正面ファザードに並ぶ3つの入口の中央に掲げられているアーキトレーブ(矩形開口部を形造る帯状の装飾)は、大理石に蛇が掘られていますが、

元々はこの地にあったローマ時代のテルメ跡から持ってきたものとされています。3身廊の教会内部にはいくつかのフレスコ画や祭壇画が残されて

います。

主祭壇奥のアプシス部分には13世紀のフレスコ画があり、玉座に座るキリストを中心に聖母マリアと洗礼者ヨハネが描かれています。主祭壇の横には、

14世紀のフレスコ画、「生命の樹」や15世紀のレタブロ(多分割祭壇画)が残されています。

 

 

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旗手のアクロバティックな演舞…アスティー

2024年02月25日 | イタリア

アスティーの第11段では、春と秋の2回開催されるパリオ(競馬)に伴って行われる旗手のアクロバティックな演舞の

様子をご紹介します。

パリオと言えばシエナのパリオがあまりに有名ですが、アスティーのパリオでは本番の競馬に先駆けて中世の衣装をまとった

1000人以上の人々によるパレードや、パリオに参加するアスティー各地区(コントラーダ)を中心とする21チームの旗を

持った旗手が繰り広げるアクロバティックなショーもあってパリオを見ることが出来ない(観覧席の券を購入できなかった)

人も十分に楽しむことが出来ます。

旗手によるショーは、旧市街の中心にあるサン・セコンド教会前の広場で、パリオの開催(夕方16時頃から)に先駆けて

11時頃から行われます。鼓笛隊の演奏に合わせて旗を掲げた旗手が登場すると会場は熱気に包まれます。先ず最初に少年に

よる演技が行われた後、成人の旗手が新体操の様な旗振りや、旗を空中に投げ上げて交差させたりダイナミックで迫力のある

演舞を見ることが出来ます。

 

 

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ヴィラ チンブローネ… ラヴェッロ

2024年02月18日 | イタリア

ラヴェッロの第10弾では、アマルフィーの街から北北東へ約2km、丘の上に広がるラヴェッロの街にあるヴィラ チンブローネを

複数回に分けてご紹介します。

ヴィラ チンブローネは、ラヴェッロの大聖堂の前から南へと細く続くサン・フランチェスコ通りをひたすら南へと向かった先、

アマルフィ海岸の素晴らしい景観を望むことが出来る岬の上に広がる5つ星ホテルと広大な庭園です。観光客には「無限のテラス」

として知られる大理石の胸像が並ぶ展望台が有名ですが、そこに至るまでの庭園やホテルとなっている建屋も本当に美しい所です。

今回はヴィラの入り口から、ホテルの建屋に隣接した回廊と、そこから無限のテラス迄の庭園の様子を集めてみました。

 

 

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サンフランチェスコ教会…アスコリ・ピチェーノ

2024年02月11日 | イタリア

アスコリ・ピチェーノの第9弾では、旧市街の中心部にあるルネッサンス様式の広場であるポポロ広場の北側に面して建つ

サンフランチェスコ教会をご紹介します。

この教会は1215 年にアスコリを訪れたと言われている聖フランシスコにちなんで名付けられています。1371年に当時の司教に

よって洗礼者ヨハネに奉献、聖別されていますが、サンフランチェスコの名前がそのまま残っている教会です。13世紀の半ばに建築が始まり、

完成は16世紀半ばと、ほぼ300年の年月を経て完成しています。

教会のファザードはポポロ広場ではなく、広場から北へ続くトリビオ通りに面しており、3つの門が並んでいます、中央の門の上部のルネットの

フレスコ画には聖母子を中心に左側に洗礼者ヨハネ、右側に聖フランチェスコが描かれています。またポポロ広場に面する側面にはゴシック様式の

門が設けられており、その上部には教皇ユリウス2世の像が飾られています。

教会の内部はラテン十字のプランを持つ3身廊となっていて八角形状の10本の柱で分けられています。

 

 

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ナヴォーナ広場の3つの噴水…ローマ

2024年01月28日 | イタリア

ローマの第57段では、ナヴォーナ広場にある3つの噴水をご紹介します。

南北に細長い形状をしたナヴォーナ広場は、古代ローマのドミティアヌス帝時代の競技場跡に造られています。またこの場所は

4世紀初めのディオクレティアヌス帝の時代に、聖女アグネスが殉教した地ともいわれています。

細長い広場の中央にはオベリスクを中心に4つの大河の擬人像を配したベルニーニ作の4大河の噴水があり、その北側には

ジャコモ・デラ・ポルタが造った水盤(1575~1576)に19世紀末の彫刻が配されたネプチューンの噴水、南側には

ベルニーニのデザインにより、アントニオ・マーリが彫ったムーア人の噴水が配置されています。

4大河の噴水の大河は、ヨーロッパを代表する「ドナウ川」、アジアを代表する「ガンジス川」、アフリカを代表する「ナイル川」、

南米を代表する「ラプラタ川」を表しています。

ムーア人の噴水のムーア人というのは北アフリカにすんでいてアラビア語を話すイスラム教徒の人々のことで、噴水には

イルカと闘うエチオピア人の像がユニークな姿を見せています。

ネプチューンの噴水は造られた当初は現在のような彫刻は無かったそうですが、ベルニーニにより噴水の拡張工事がされたあと、

19世紀の後半にネプチューン像を中心にマスケローネ、馬、ブッティ、ネレーイディの5つの彫像が造られたということです。

 

 

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サン・ロッコ教会…ヴェネチア

2023年12月31日 | イタリア

ヴェネチアの第20弾では、中世のヨーロッパを苦しめた疫病ペストに対する守護聖人、聖ロッコを祀るサン・ロッコ教会を

ご紹介します。

ヴェネチア本島の中心部、ティチアーノの「聖母被昇天」で祭壇画で有名なサンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂の

左手、ティントレットの絵画の殿堂として知られるスクオーラ・グランデ・ディ・サン・ロッコ(大同信組合)と並んで建つサン・ロッコ教会は、

単身廊のバシリカ形式ですが、主祭壇にはフレスコ画に囲まれた聖ロックの遺体が安置されています。さらにこの教会には「刑務所にいる聖ロッコ」、

「ペストの犠牲者を訪問する聖ロッコ」をはじめとするティントレットの絵画が残されています。また主祭壇の上部の2つのドームにはジュゼッペ・アンジェリ

によるフレスコ画が描かれています。入口側(カウンターファザード)の上部には、ピエトロ・ナキーニによって作成され、ガエターノ・カリドによって

改修された18世紀のオルガンがあります。

 

 

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ナルニの風景

2023年12月24日 | イタリア

ナルニの第5弾では、ナルニ駅前からのバスが到着する旧市街の入口、ジュゼッペ・ガリバルディ広場から旧市街の目貫通りへと進みながら、

ナルニの町の風景をお届けします。

ナルニの旧市街は丘の上に広がっているので、ガリバルディ広場からはちょっと坂を上って旧市街へと入っていきます、

広場の中心には噴水(ジュゼッペ・ガリバルディ広場噴水)があり、アルコ・ロマーノ通りを挟んでナルニのドゥオーモが建っています。

ドゥオーモのファザードは、アーチをくぐった所にあり、そこからナルニ旧市街の目抜き通りであるジュゼッペ・ガリバルディ通りが

始まっています。それほど長くもない通りは市庁舎や観光案内所、市民の塔等があるプリオリ広場へ通じています。広場の突き当りには

ジュゼッペ・ガリバルディ広場噴水とそっくりなプリオリの噴水があります。ここから道は一段と細いマッジーニ通りと名を変えます。

通りに入ると直ぐに12世紀に建てられたロマネスク様式のサンタ・マリア・インペンソーレ教会の入り口の柱廊が見え、さらに道は

細く続いています。

 

 

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