アルベロベッロの第11弾では、お土産屋やレストランが並び、観光客にも人気のリオーネ・モンティ地区の様子を
お届けします。
石灰岩を薄く加工した石板を積み上げたとんがり屋根のトゥルッロ(複数形はトゥルッリ)の家並みで人気のアルベロベッロには
トゥルッリの集まる2つのエリアが町の東西に存在していますが、西側の丘に広がっているのが、お土産屋やレストランが並び観光客にも
人気のあるリオーネ・モンティ地区です。リオーネ・モンティ地区はなだらかな丘の斜面に沿って数本の道が並んでいます。
一番の賑わいを見せているモンテ・サンン・ミケーレ通りの先には、1926年建立、伝統的なトゥルッリの屋根と鐘楼を持つサンタントニオ教会が
建っています。東側の主として居住地区のアイア・ピッコラ地区のトゥルッリも屋根の造りは殆ど同じですが、リオーネ・モンティ地区のトゥルッリ
のとんがり屋根には月や太陽、ハートなどの紋章が描かれている家が多いのが特徴です。これらの紋章の正確な意味はよく分かりませんが、キリスト教
が浸透する以前の異教や魔術信仰のシンボルや、魔除けなどの意味があると考えられているようです。