経営とは、人・物・金を時間軸で効率的に運用する事、軍の戦略・作戦も同じ。人は重要な経営資源の一つです。
これは特攻の妥当性の考察であって、特攻で戦死された英霊を尊敬はしても貶める意図は更々無し。
通常の攻撃では爆弾命中率8%だが特攻は12%だから特攻作戦を実施したらしい。
攻撃機数が0機に成るまで攻撃するとすると、乗数効果の計算式で計算できる。
乗数効果1/(1-(1-P))=1/P
P:損耗率
爆弾は1発/機とする。
ケース1 特攻機100機、損耗率100%
特攻の場合で、命中爆弾数は100機×12%=12発
ケース2 攻撃機100機、損耗率75%
攻撃一回目の命中爆弾数は100機×8%=8発、第二回目は攻撃機は100×25%=25機なので命中爆弾数は25機×8%=2発
残存機数0までに乗数効果1/0.75≒1.3で合計命中弾数は1.3×8発=10.4発
で、特攻より少ない。
ケース3 攻撃機100機、損耗率50%
攻撃一回目の命中爆弾数は100機×8%=8発、第二回目は攻撃機は100機×50%=50機なので命中爆弾数は50機×8%=4発
残存機数0までに乗数効果1/0.5=2で合計命中弾数は2×8発=16発で、特攻より多い。
ケース4 25%損耗率
攻撃一回目の命中爆弾数は100機×8%=8発、第二回目は攻撃機は100×(100-25)%=75機なので命中爆弾数は75機×8%=6発
残存機数0までに乗数効果1/0.25=4で合計命中弾数は4×8発=32発で、特攻より多い。
以上の計算結果は、ケース2以外特攻よりも多数の命中弾数を与える。
実際の損耗率は25%位みたいなので、32発の命中弾を与える事が出来ると予想する。
単なる計算かもしれないが、特攻は、人を無駄に消費する作戦であった。
飛行機操縦手を育てるのには、大量の資源(人・物・金)を必要とする。それに人は死んだら生き返らない。本当に酷い事をしたものである。
不況の二文字で、直ぐ人員整理しか考えない人は、特攻作戦レベルの経営者。
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