先日、Aさんとノリメジナ釣法で良型メジナ狙いに行ってきました。大物狙いの本気モードのガチンコ勝負です。
ノリメジナは、海苔メジナ又はのりメジナとも表記されます。一般的にノリメジナ釣法では、大物が釣れると言われています。
この日は、40センチオーバーでも釣れるような、タックル及び仕掛けにして、大物狙いに絞り込みました。30センチ以下は、ターゲットにはしていませんでした。
一言でノリといっても、「ヒラアオノリ」「ボウアオノリ」「スジアオノリ」があります。これらは、学術分類的には「青のり」といわれているもので、非常にノリの強い香りがします。また、ノリメジナ釣法では「アオサ」をノリの範疇に入れてしまう場合もあります。「アオサ」は分類的には「青のり」ではありません。「アオサ」はノリの臭いはほとんどしません。
また、「青のり」は非常に手に入りにくいのですが、「アオサ」は岸壁や小磯などどこにでもあります。さらに、「藻」みたいな何だか分からないものをノリメジナで使っている人もいます。
何故、ノリのウンチクを書いたかというと、時期や魚の活性によって釣れるノリが違うからです。ノリメジナでは、釣れるノリを選択するのが重要なのです。
私の場合は、「青のり」を塩漬けにして冷凍熟成させた特製のものをメインに用いています。
では、以下に当日の実況の模様を書いてみます。
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くもり、小潮、南西の強風、潮はほとんど動いていない。東京湾京浜工業地帯では、まずまずのコンディション。
まずは、私特製の青のりからスタート。爆釣モードかと思いきや、アタリが全くない。苦戦の雰囲気が漂っている。
実釣2時間目くらいで、Aさんが手のひらサイズをゲット。その後が続かない。アタリが全くない。
夕刻になって、私が31センチの良型メジナをゲット。この時に、タモが壊れるというアクシデント。魚はハリにかかったまま、タモの枠がはずれて海中へ沈んでいく。そこに、丁度タイミングよくクロダイ師が通りがかり、タモごと魚をすくってもらった。超ラッキー!
その後はアタリはあるものの非常に渋く、ウキが消し込まずに浮いてしまう。エサは食ってる形跡があるので、間違いなくメジナのアタリだ。この渋いアタリにはかなり苦戦した。
アタリが渋いので、エサを特製青のりからアオサにチェンジ。アオサの付け方は、いつものように細かくちぎって付けるのではなく、青のり同様にヒネリ刺しとした。
すると、私に、典型的なメジナのアタリ。ウキが水中にゆっくりと消し込んでいく。タイミングをはかりアワセてヒット。かなり大物の手応え。慎重にやり取りするも痛恨のバラシ。
この日は大物狙いだったので、当初ハリスを2号にしていたが、アタリがあまりにも渋いのでハリスを1.5号に落としていた。また、竿が磯竿3号と固めだった。根ずれではなく、魚との綱引きでラインブレイク。35センチオーバーと思われる。逃がした魚は大きいのだ。
その後、納竿10分前に、Aさんにメジナらしきアタリ。タイミングをはかりアワセてヒット。かなりの良型メジナの突っ込み方だ。竿を立てて踏ん張り、魚に先手を取られないようにする。しばしやりとりをしてゲット。タモが壊れていたので、取り込みはハラハラドキドキしながら慎重に行った。
早速計測してみると、37センチ ジャスト1キログラムの大物だ。
Aさん自己記録更新となる
苦戦の釣りを強いられていたので、2人で拍手喝采!
37センチ ジャスト1キログラムの大物!(タモ枠は60センチ)
ハリスを1.5号に落としていたが、Aさんは1号の柔らかい胴調子の磯竿を使っていたので、ラインブレイクせずに無事にゲットできた。このサイズになると、ハリス1.5号では限界だ。
これをアガリメジナとして納竿とした。
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以上、実況の模様でした。
釣果は3枚と貧果ですが、37センチ1キロの大物が出たので、良型メジナ釣り目標達成となりました。
左から 37センチ 22センチ 31センチ
大物メジナとのやり取りは、非常にスリリングでかつエキサイティングです。これが、メジナ釣りの醍醐味なのです。やはり、ノリメジナは良型が出ますね。ヒット4枚のうち3枚が30センチオーバーです。
37センチはAさんの粘り勝ちです!
Aさん おめでとうございました。次の目標は、夢の40センチオーバーですネ!
どうもお疲れ様でした。