今、世の中はコロナ過で大変なことになっていますが、気持ちだけは負けないよう頑張っていきたいと思います。
特に医療関係など、自らの危険もありながら頑張ってくれている、多くの人たちに心から感謝します。
テレワーク等、自宅に引きこもっている方たちが、こういう時だからこそ囲碁の楽しさ素晴らしさを知ってもらい、
少しでも笑顔になっていただけたら囲碁を普及する身にとってこれ以上うれしいことはありません。囲碁の素晴らしさは
僕はハンディがしっかりあることと考えています。強くなりたい気持ちは我々プロは当然ですが、一般の方たちも同じと思います。
ですが、そこにかける時間や環境など難しいことが多くあり、中々大変なことでしょう!多くのゲームは強い人たちだけが楽しんでいます
(オセロ・トランプ・等)ですが、囲碁はハンディがしっかりあることで、10級の人でも1級の人に9子置けば楽しむことができ、また、
置かした人も楽しむことができます。僕は53年前百合が丘団地の集会所で囲碁を覚えました。(その時は級位者も有段者も分け隔てなく
楽しんでいました)その頃が日本の囲碁全盛期だったのではないでしょうか?お医者様もお坊さんも学校の先生も、政治家も猛烈社員と言われた
サラリーマンもそして碁会所は自然発生的に増えていきました。本当にたくさんの方たちが囲碁を楽しんでいました。しかしその後レーティング制ができ、
日本では点数制なども普及し、素晴らしい段級の魅力が薄れ強くならなければ碁会所へも行けないなど、残念なことに強くならなければ打つ機会すら
無くなっていったいったと僕は思っています。僕は20歳(正式には21)でプロになりましたが、それから周りを見たら級の方たちが、
囲碁を楽しんでいないということに気づき、何とかしたいと考えるようになりました。日本棋院で最初に理事になったとき日本棋院で「級位者の日」を開催しようと
しました。日本棋院で級の人たちを集めてどうするんだという反対ばかりでした。最初の日は8名しか来ず、それ見たことかということになったのですが、
担当の権限で、もう1度やらせていただきました。そうしたら50名以上の人たちが集まってくれてそれからは、週1回を2回にするなど一応日本棋院では
成功することにはなったのですが・・・僕の思いは日本棋院で成功例を見ていただき、日本全国に広げたいと思っていたのですが、日本棋院だからできたと言われ、
僕自身の力も足りず、うまくいきませんでした。2度目に理事になって今度は{囲碁未来教室}を立ち上げました。これに関しても立ち上げるまでにものすごく
苦労しました。全国の碁会所が会場となり、活躍の場の少ない普及指導員が講師となって、囲碁未来を教科書(宿題の詰碁や和やかレッスン等を参考)にして教室
を開催!!今思っても内容は悪くないのですが、現実には難しいことが多くなかなか大変なようです。それでも全国に150会場ほどできていて本当に感謝します。
現在は朝囲碁(土曜日は7時半から薬円台碁会所・月曜日は7時から新宿囲碁センター)を広めたいと頑張っています。(コロナで休講中)またこのコロナ過で
zoomを使ってなにかできないかということで、木谷正道さん(僕の師匠の木谷実先生の実子)たちが、立ち上げたミラクルテレビの中で毎週木曜日朝9時から1時間
(延長もあり)「晴都の挑戦」というタイトルで、出演させてもらっています。晴都君は小学校6年生。強度の弱視ですが囲碁を覚えて3年で、今はプロを目指して
僕に2子で毎朝打っています。まだ2子では苦しいですが、必死に打ってくるその姿は見てくれる人たちにも伝わると思います。この子がプロになれたなら、眼の
見えない子供たちにも新しい道が開けるかもしれません。僕には大した力もなく、うまく育てることができるかはわかりませんが、僕ができる限りのことは
してあげられたらと思っています。良かったらのぞいてみてください。(zoomの入り方はそれほどは難しくありません。調べてみてください)
もう一つ僕には大きな自慢があります。それは「囲碁将棋チャンネル」を立ち上げたことです。「竜星戦」というタイトルの名前は僕が考えました。また今の
パラマス方式は僕の考えに同感してくれた平本さん(現六段)が作ってくれました。僕自身は棋士としては成績も思わしくなくもう時間もそれほど残されていないとは
思いますが、囲碁は大好き(僕にはそれしかありません)なのでこれからも頑張っていきたいと思っています。
研究会や某先生(僕にとってはお兄さんのような存在で強大な壁)にいつもお世話になっています。本当にありがたいと感謝しています。少しでも皆に近づけるよう頑張っていきます。
ブログはたまにしか更新できませんが、また何かあれば書いていきたいと思います。よろしくお願いします。
今年の初めころ、貴殿のメルマガで盲目棋士を応援している人(携帯型碁盤を作る会代表 岡村晴朗)がクラウドファンディングで資金を募っているということ知って、私も少し応援しようと指定口座にお金を送りましたが、その後なんの音沙汰もない。
せめて送金いただいた旨の連絡くらいあってしかるべきなのに、何もなく、はなはだ気分が良くない。岡村という人に伝えてください。それとも詐欺?
メールアドレス:gottyan@sea.plala.or.jp