ダムの奏でる

木曽川取水ダム(堰堤)

木曽川取水ダム(堰堤)

 重力式コンクリートダム

 木曽川水系木曽川 長野県木曽郡木曽町

 訪問日 2024/9/18

 

 暑い!とにかく暑い!! 無職になってから、大抵は家にいるのですが、暑くて敵いません。会社は冷房がしっかり効いていたなぁなんて思う始末です。家に居られないので、何処かへ出かけようと思うのですが、遠くのダムへ行く時間はありません。近くで…というと、そうだ、木曽、木曽へ行こう。まだ見ていない堰堤があったはず。そして木曽なら涼しいに違いない。
 そういう訳で、ろくに予習もせずにやって来ました。先日訪れた黒川ダムから3.3km程下流にある木曽川取水ダム。木曽川の名を冠していますから、結構な大御所ではないでしょうか。最近は、発電所とセットで見ていると少し前に書きましたが、今回はナシです。というか、木曽川のダム・取水堰と発電所との関係は結構複雑なのです。
 木曽川取水ダムは、関西電力(株)の取水堰堤で、取水した水は、寝覚発電所と木曽発電所へ送られます。地理院地図で確認しますと、まず木曽ダム直下にある水路橋を経て、木曽ダムの取水と合流します。その後、寝覚発電所と木曽発電所へ分けて送られるという。木曽川取水ダムは、当初は旧神戸発電所の取水堰だったものを改修したとのことです。寝覚発電所の運転開始は1938年(昭和13年)ですが、木曽川取水ダムの竣工は調べられませんでした。
 数年前まではストーニーゲート4門でしたが、改修されて鋼製起伏ゲート(SRゲート)となっています。以前訪問した西浦ダムとは違い、ゲートピアは残っています。古いダムらしく、コンクリートの風合いは味わい深いものがあります。左岸の沈砂池(トンネルになっている)周辺は特に素晴らしい。
 雷の音が近づいてきて、ちょっと焦りながらのダムめぐりでした。しかし、やっぱり木曽も暑かった。

 


左岸からの下流面  脇を走るのは県道461号

 


県道461号沿いから下流面を望む

 


左岸脇から見た堤体  手前は沈砂池への導水路

 


堤体左岸にある魚道、排砂ゲート、流木路? ちょっと構造が分かり難い

 


左岸脇から見た堤体

 


沈砂池への流入ゲート

 


左岸下流にある沈砂池の出口  何かの遺構?

 


ゲートピアを真横から眺める

 


右岸から見た下流面

 


鋼製起伏ゲート(SRゲート)

 


減勢工  水叩き

 


左岸の放流  河川維持放流でしょうね

 


右岸が見たゲートピアの上流側

 


ピアのトラス

 


福島大橋の左岸寄りから上流面を眺める

 


上流面正面

 


左岸の取水口

 


管理所の看板

 


管理所

 


水利使用標識

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