長野原取水堰(堰堤)
重力式コンクリートダム(堰)
利根川水系吾妻川 群馬県吾妻郡長野原町
訪問日 2024/7/18
山田川ダムを後にして、吾妻川を遡ります。八ッ場ダムをちょっと見て、たどり着いたのは長野原取水堰。Googleマップでは長野原堰と表記されています。東京電力リニューアブルパワーの所有する発電用の取水堰。取水した水は、鍛冶屋沢ダムに貯水されたのち、松谷発電所に送られます。鍛冶屋沢ダムの竣工は1929年(昭和4年)10月、松谷発電所の運転開始年月は1929年(昭和4年)12月ですので、長野原取水堰の竣工も同じころだと思われます。
下流側に橋があり正対出来ます。正面からの姿をじっくり見た後、少し歩いて右岸の道路から上流面を堪能。自由越流堤の石張りが所々修復されており、100年近い年月を物語っています。
この後、大津ダムの下流面を見られる所はないか国道406号を歩いていると、部分的ですが左岸からの上流面を見る事が出来ました。
小さいですが、100年近く働いている凄い堰堤です。
下流面に正対す
広角で堤体から下流を眺める 橋は最近架け替えられており、旧橋脚跡が見える
ゲート部のアップ 洪水吐ゲート1門、排砂ゲート1門
自由越流堤の石張り 所々剥げて補修されている
右岸から見た上流面
ゲートピアの巻上機
取水口 この日は取水しておらず コンクリートの摩耗具合が凄い
自由越流堤をアップ
左岸の国道406号から見た上流面
大津ダムの警報板(左)と水利使用標識(右)