テレビで『暁粥(アカツキガユ)』の話題が放送されていました。
「懐かしいな。」と思いました。
テレビを一緒に観ていた夫は『暁粥』を知りませんでした。
確かに、嫁ぎ先で暁粥の話題になった事が1度も無かったし。
1月14日の日は、義両親が元気な頃、どんと祭の後に家族皆んなで外食をして帰って来ました。
私の実家では幼い頃から毎年どんと祭←お正月飾りや古いお札等を神社で炊き上げてもらう行事の1月14日に、夕飯を食べて全て片付けた後、小豆入りのお粥を炊いて暁粥を食べていました。
神棚にお供えした分の暁粥は、懐紙に包んでお正月飾りと一緒に神社に持って行き炊き上げてもらっていました。
なので、実家にいる時は14日に出かけた事は無く、家で暁粥を〆に食べてどんと祭に向かう習慣でした。
実家で商売をしていたからなのか?わかりませんが、嫁いだ先ではそんな習慣が無くて楽で良いなぁー。と思っていました。
もう随分食べていない暁粥の事も忘れていました。
今となっては、両親も亡くなったので聞く人も居なくなりました。
SNSで調べてみました。
【アカツキガユ(暁粥、アカヅキ粥、あずきがゆとも)は、宮城県の阿武隈丘陵を中心とした食習俗で、1月15日の小正月に無病息災を願って食べる小豆粥。
かゆ柱として焼いたもちを入れる場合もある。
塩味は、全く入れないもの、入れるもの、双方の場合がある。
1月14日の夜に、正月飾りの松や注連縄を下ろし、箕の上に纏めて床の間または臼の上に置き、夜半を過ぎると年男が小豆粥を炊く。
この粥をアカツキガユといい、下ろした松や注連縄に供え、家内中が粥を食べる。】
もしかしたら、父方の習慣だったのかもしれません。
今年はアカツキガユ炊いて食べてみようかな?