育パパの一喜一憂----大陸編

育児をするパパのことを育メンというらしいのですが…

莫管閑事

2012年12月31日 | その他
やっかいなことにはかかわるな。という意味です。



決して全ての人がそうであるというわけではなく、良識のある親切な人がたくさんいるのですが、それでも基本的に面識の無い人に対してはこのスタンスを取るのが中国です。「看客」(見物)は国技とまで言われた中国人的行動で、なにか事件があるとたちまち野次馬が集まりますが、見物に熱中するばかりで人助けをしようとはしません。

心ない野次馬行為、例えば、電車の駅で大泣きしている迷子の子供を見て周囲に輪ができているが、携帯電話で撮影するばかりで親を探してあげようとはしない。とか、2年前上海で女性が飛び降り自殺を図る事件があったときも飛び降りを戸惑う女性を止めるどころか野次馬たちは「早く飛び降りろ」とはやし立てたといいます。

確かにその輪の中に飛び込んで、子供を介抱して助ければ途中で投げ出すわけにはいかないし、事件にかかわれば面倒なことも予想できます。それでも写真をアップして目撃を自慢したり、周囲の人の見物を非難したりする労は惜しまないのです。



もし自分が困った時に誰が助けてくれるのか、考えるとちょっと怖くなります。



今年最後の仕事を終えて帰宅するとこんなお手紙をK(明明)がくれました。毎朝二人で家を出て、明明は学校へ,papaは会社へ。4ヶ月間、よく頑張ったね。いろいろありましたが、全部の疲れが吹き飛ぶような嬉しいお手紙でした。毎日こんな風に笑って登校できたわけではなかったよね。明明、きみこそお疲れ様でした。



さて全く年末という感じがしないまま2012年は今日で終わります。昨年は家族揃って体調不良で過ごした年末年始でしたが
今年は何とか元気に越年できそうです。

いろいろなことを考え、過ごしてきた一年間でした。価値観の全く違う人たちと一緒に働きました。それでもやはり真理は一つだと実感しました。

「だれでも自分の魂を救おうと思う者はそれを失うからです。しかし,だれでもわたしのために自分の魂を失う者はそれを救うのです」
ある人たちが「賢明だ」と考えているまちがった「莫管閑事」、知っているけど何もしない、話は聞いて上げるけど親身にはならない・・・。もし自分が困ったときにして欲しいと思う方法で人を助けることができれば幸福でいられそうです。



今年も1年、いろいろな方法で支援してくださって皆さんに心から感謝しつつ。


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