スペイン、マドリッドの中心地のシベーレス広場は、
東西はアルカラ通りと北はレコレトス大通り、南はプラド大通りの
交差点にあり、マドリッドの中央郵便局とスペイン銀行と
リナレス宮(現アメリカの館)とブエナビスタ宮(現陸軍本部)に
四方を囲まれています。
シベーレスが二頭立ての獅子の戦車を駆っている石像噴水が中央にあります。

南東の中央郵便曲側の歩道で撮影したので、陸軍本部がバック。
シベーレスの噴水彫刻がよく見える写真は、下の参考URLの
「キュベレーについての日本語wiki」に、正面アップが載っています。
シベーレス広場はマドリッドの観光名所の一つで、サッカーのリアルマドリッドの
優勝の時やデモ集会の会場になることが多く、現在のマドリッドの守護神的存在です。
ギリシャ神話やローマ神話であまり名前を聞かないので、シベーレスについて
前々から不思議な存在だな、と思っていたので、ちょっと調べてみることにしました。
スペイン語からの翻訳なので日本語として読み難いところは、大目に見てください。。。
スペイン語のWikiからの翻訳
シベーレス(Cibeles)は、もともとフリギア(古代アナトリア、Phrygia)の女神で古代ギリシャではキュベレー(kybele)とされ、その名前はフリギア語ではなくギリシャ語で「髪の毛」を意味し、アナトリア地方では新石器時代から母なる大地の女神です。ギリシャ神話の大地神ガイア(天空神ウラノスの妻)やクレタのレア(クロノスの妻でゼウスの母)のように、シベーレスは肥沃な大地の擬人化であり、洞窟や山々や城壁、要塞の女神であり、大自然と動物(特にライオンと蜂)の女神です。ローマ神話ではマグナ・マーテル(大いなる母) で、クレタの大いなる母の肩書きと同じ、「動物の貴婦人」であり、旧石器時代の古い痕跡を現しています。生命と死と復活の神であり、配偶者は息子のアティスと言われていますが、これは後に崇拝者から導入されたものです。
天空神ウラノスと大地神ガイアから生まれた6人の男神の1人、クロノスの妻であり、オリンポスの神々の母なる神で、城壁の形の王冠を身につけ、いつもライオンを伴っています。
この女神は神話の中で、母なる自然よりも優越であることを象徴するために、百獣の王であるライオンに牽かれた戦車に乗って現れます。このライオンは伝説のカップルである、速さを競い合った、ヒポメネス(メラニオンとも呼ばれる)とアタランタ(アトランタ)に関連しています。アタランタとの結婚を手に入れたいヒポメネスは、愛の女神から勝つためのヒントをもらい、競争の途中でアトランタに抜かれそうになる度に黄金のリンゴを落とし、アタランタはりんごが気になり、走りに集中できず、負けてしまい2人は結婚しました。しかし神聖なゼウス神殿の中で不敬謙な2人に怒ったゼウスによって、彼らはライオンに変えられてしまい、神話が終わります。その後シベーレスは彼らを哀れに思って、くびきをかけ戦車につなげました。
追加的にシベーレスに仕える司祭の崇拝の通過儀礼のため、彼らは母なる大地への捧げるように去勢され、さらには牡牛を犠牲としその血を飲んだりしました。
もう一つ別のシベーレス(キュベレー)の説明HPから日本語訳
シベーレスは、フリギアに主神殿を持つアナトリアの女神で女性の根源の擬人化、特に母なる女神と称されます。また、遠い昔の時代からリディア(Lydia)でも崇拝されていて、ギリシャへ伝わり、紀元前5世紀頃からに広く伝播しました。
リディアとフリギアでは、民を加護したり保護し、民に果物や木の実、穀物を与え、動物と人類の繁殖力の源であり、治療し健康を保つと同様に疫病や病気で傷つけ、案内役であり戦争で民を守る女神です。
山々や草原を特に保護する面もあるため、母なる山々(Meter oreia)またはMeter Dindymeneの名前をもち、猛獣類の女王であり保護者で、お供の中にライオンが含まれています。
シベーレスの特別な面は、神託を与え恍惚を誘い、予言をもたらすし、痛みや死でさえも和らげることです。
アナトリアやトラキア(バルカン半島東部) では、不死の教えの信仰もあり、死者と墓所の保護者でもあります。
紀元前5世紀頃からキュベレー信仰と崇拝がギリシャに伝わり、デーメーテルと関連づれられ、新たな崇拝者を獲得しました。
紀元前205年~202年にローマでの崇拝がヘレニズム化された特徴のまま公認されました。
フリギアのキュベレー信仰と犠牲に加えて、ローマでローマ市民を含める事をクラウディオ帝が許可するまでは初期は独占的に中東人の特に奥義を授けられ得た司祭の集団を持っていました。
祭祀の周期は、出典によって様々ですが、特にローマで採用されたものは、
その15、それらをなだめるための犠牲と共に果物や木の実と穀物の行列。続けて1週間の断食と苦行。
その22、アティスを現す待つをシベーレスの神殿に供える。
その24、血の日、シベーレスとアティスの去勢または死を記念するために。
その25、喜びの祭りと晩餐会、女神の石像の沐浴
その28、通過儀礼の日、秘儀のため、詳細不明。その他確実なものは、次の通り。
儀式の食事。去勢された牛の生殖器を入れるため牡牛の犠牲で使われた容器をクラノから移動させ、
地下に安置し、儀式と通過儀礼を実行します。一番秘密の部分です。
牡牛の犠牲は小アジアに由来し、様々な崇拝と統合され、最初はシベーレスへの捧げました。ビーナスへも牛の犠牲をするようになりました。
通過儀礼の部分はシベーレス神の司祭の自己切除で、慎重に付加的に話されます。
シベーレス神の彫刻は要塞の城壁の形をした冠をかぶり、儀式用の椅子に座り、大きな杯と太鼓を持ち、両脇にライオン達を従えているか、膝にライオンを1匹載せています。
参考
キュベレーについての日本語wiki
地母神についての日本語wiki
ギリシャ神話の黄金のリンゴについて
こうやって調べてみると、シベーレス(キュベレー)は、
シュメールのイシュタルやイナンナ、ギリシャのガイアやレア、
ヘラなどの世界各地の様々な地母神につながる女神だと分かりました。
日本のイザナミにつながるかどうかは分かりませんが。
いつも遊び行くブログの中で最近公表された、鳩山首相についての
詩の中で、ハトホルが出て来たりする中で、根源的な女性神が浮
上というかこれからの世界で重要な役割を果していくような気がして
います。
「りんご」は以前そのブログの記事で取り上げられていましたし、
数年前からニュースになっていた蜂の失踪や集団死にもつながって
いるような気がします。
シベーレスの故郷がアナトリア半島ということで、マヨさんがよく
話しているツラン同盟にもつながるのかも。。。
ツラン同盟は、あまりに壮大な話なのでついていけない部分もありますが、
もしも本当にあるなら、歴史のロマンを感じます。
最近ツランとバスクとマヤ文明が関係あるのでは・・・なんて話が出て来て
私がスペインに住んでいるのもここにつながるのかな、とか思ってみたりして。。。
マヨさんのブログ「シバちゃんのため息」
マヨさんのブログ「マヨの本音」
05/01/2009
今朝も曇り、グレーの厚い雲。
朝方雨が降ったみたいだけれど、今は降っていない。
午後、ぱらぱら降って来た。
夕方のレジェス・マゴスの行進の頃には、雲が切れて、雨の心配はなくなってよかった。
東西はアルカラ通りと北はレコレトス大通り、南はプラド大通りの
交差点にあり、マドリッドの中央郵便局とスペイン銀行と
リナレス宮(現アメリカの館)とブエナビスタ宮(現陸軍本部)に
四方を囲まれています。
シベーレスが二頭立ての獅子の戦車を駆っている石像噴水が中央にあります。

南東の中央郵便曲側の歩道で撮影したので、陸軍本部がバック。
シベーレスの噴水彫刻がよく見える写真は、下の参考URLの
「キュベレーについての日本語wiki」に、正面アップが載っています。
シベーレス広場はマドリッドの観光名所の一つで、サッカーのリアルマドリッドの
優勝の時やデモ集会の会場になることが多く、現在のマドリッドの守護神的存在です。
ギリシャ神話やローマ神話であまり名前を聞かないので、シベーレスについて
前々から不思議な存在だな、と思っていたので、ちょっと調べてみることにしました。
スペイン語からの翻訳なので日本語として読み難いところは、大目に見てください。。。
スペイン語のWikiからの翻訳
シベーレス(Cibeles)は、もともとフリギア(古代アナトリア、Phrygia)の女神で古代ギリシャではキュベレー(kybele)とされ、その名前はフリギア語ではなくギリシャ語で「髪の毛」を意味し、アナトリア地方では新石器時代から母なる大地の女神です。ギリシャ神話の大地神ガイア(天空神ウラノスの妻)やクレタのレア(クロノスの妻でゼウスの母)のように、シベーレスは肥沃な大地の擬人化であり、洞窟や山々や城壁、要塞の女神であり、大自然と動物(特にライオンと蜂)の女神です。ローマ神話ではマグナ・マーテル(大いなる母) で、クレタの大いなる母の肩書きと同じ、「動物の貴婦人」であり、旧石器時代の古い痕跡を現しています。生命と死と復活の神であり、配偶者は息子のアティスと言われていますが、これは後に崇拝者から導入されたものです。
天空神ウラノスと大地神ガイアから生まれた6人の男神の1人、クロノスの妻であり、オリンポスの神々の母なる神で、城壁の形の王冠を身につけ、いつもライオンを伴っています。
この女神は神話の中で、母なる自然よりも優越であることを象徴するために、百獣の王であるライオンに牽かれた戦車に乗って現れます。このライオンは伝説のカップルである、速さを競い合った、ヒポメネス(メラニオンとも呼ばれる)とアタランタ(アトランタ)に関連しています。アタランタとの結婚を手に入れたいヒポメネスは、愛の女神から勝つためのヒントをもらい、競争の途中でアトランタに抜かれそうになる度に黄金のリンゴを落とし、アタランタはりんごが気になり、走りに集中できず、負けてしまい2人は結婚しました。しかし神聖なゼウス神殿の中で不敬謙な2人に怒ったゼウスによって、彼らはライオンに変えられてしまい、神話が終わります。その後シベーレスは彼らを哀れに思って、くびきをかけ戦車につなげました。
追加的にシベーレスに仕える司祭の崇拝の通過儀礼のため、彼らは母なる大地への捧げるように去勢され、さらには牡牛を犠牲としその血を飲んだりしました。
もう一つ別のシベーレス(キュベレー)の説明HPから日本語訳
シベーレスは、フリギアに主神殿を持つアナトリアの女神で女性の根源の擬人化、特に母なる女神と称されます。また、遠い昔の時代からリディア(Lydia)でも崇拝されていて、ギリシャへ伝わり、紀元前5世紀頃からに広く伝播しました。
リディアとフリギアでは、民を加護したり保護し、民に果物や木の実、穀物を与え、動物と人類の繁殖力の源であり、治療し健康を保つと同様に疫病や病気で傷つけ、案内役であり戦争で民を守る女神です。
山々や草原を特に保護する面もあるため、母なる山々(Meter oreia)またはMeter Dindymeneの名前をもち、猛獣類の女王であり保護者で、お供の中にライオンが含まれています。
シベーレスの特別な面は、神託を与え恍惚を誘い、予言をもたらすし、痛みや死でさえも和らげることです。
アナトリアやトラキア(バルカン半島東部) では、不死の教えの信仰もあり、死者と墓所の保護者でもあります。
紀元前5世紀頃からキュベレー信仰と崇拝がギリシャに伝わり、デーメーテルと関連づれられ、新たな崇拝者を獲得しました。
紀元前205年~202年にローマでの崇拝がヘレニズム化された特徴のまま公認されました。
フリギアのキュベレー信仰と犠牲に加えて、ローマでローマ市民を含める事をクラウディオ帝が許可するまでは初期は独占的に中東人の特に奥義を授けられ得た司祭の集団を持っていました。
祭祀の周期は、出典によって様々ですが、特にローマで採用されたものは、
その15、それらをなだめるための犠牲と共に果物や木の実と穀物の行列。続けて1週間の断食と苦行。
その22、アティスを現す待つをシベーレスの神殿に供える。
その24、血の日、シベーレスとアティスの去勢または死を記念するために。
その25、喜びの祭りと晩餐会、女神の石像の沐浴
その28、通過儀礼の日、秘儀のため、詳細不明。その他確実なものは、次の通り。
儀式の食事。去勢された牛の生殖器を入れるため牡牛の犠牲で使われた容器をクラノから移動させ、
地下に安置し、儀式と通過儀礼を実行します。一番秘密の部分です。
牡牛の犠牲は小アジアに由来し、様々な崇拝と統合され、最初はシベーレスへの捧げました。ビーナスへも牛の犠牲をするようになりました。
通過儀礼の部分はシベーレス神の司祭の自己切除で、慎重に付加的に話されます。
シベーレス神の彫刻は要塞の城壁の形をした冠をかぶり、儀式用の椅子に座り、大きな杯と太鼓を持ち、両脇にライオン達を従えているか、膝にライオンを1匹載せています。
参考
キュベレーについての日本語wiki
地母神についての日本語wiki
ギリシャ神話の黄金のリンゴについて
こうやって調べてみると、シベーレス(キュベレー)は、
シュメールのイシュタルやイナンナ、ギリシャのガイアやレア、
ヘラなどの世界各地の様々な地母神につながる女神だと分かりました。
日本のイザナミにつながるかどうかは分かりませんが。
いつも遊び行くブログの中で最近公表された、鳩山首相についての
詩の中で、ハトホルが出て来たりする中で、根源的な女性神が浮
上というかこれからの世界で重要な役割を果していくような気がして
います。
「りんご」は以前そのブログの記事で取り上げられていましたし、
数年前からニュースになっていた蜂の失踪や集団死にもつながって
いるような気がします。
シベーレスの故郷がアナトリア半島ということで、マヨさんがよく
話しているツラン同盟にもつながるのかも。。。
ツラン同盟は、あまりに壮大な話なのでついていけない部分もありますが、
もしも本当にあるなら、歴史のロマンを感じます。
最近ツランとバスクとマヤ文明が関係あるのでは・・・なんて話が出て来て
私がスペインに住んでいるのもここにつながるのかな、とか思ってみたりして。。。
マヨさんのブログ「シバちゃんのため息」
マヨさんのブログ「マヨの本音」
05/01/2009
今朝も曇り、グレーの厚い雲。
朝方雨が降ったみたいだけれど、今は降っていない。
午後、ぱらぱら降って来た。
夕方のレジェス・マゴスの行進の頃には、雲が切れて、雨の心配はなくなってよかった。
性器を要求するというのはこの神が豊饒の神の要素を持っているということを 示しており、去勢行為自体、女性への同一化=母性復帰の要素を秘めています。
これは男性の参加者は女装して参加したというエレウシスの秘儀にも通じるも のがあります。また、熱狂の中で去勢が行われるという流れは熱狂の中で人間 を八つ裂きにしたというディオニュッソス教徒たちへも影響を与えているよう に思います。ディオニュッソスは男性神ではありますが、大地母神の息子とい う位置づけが強かったようです
http://www.ffortune.net/symbol/sinwa/megami/megami01.htm
今、初めて(笑)知った…おとめ座って、背中に翼を持っている!
そのモデルとして、ギリシャ神話では、デメテルが有力ですが、イシュタルも…
https://t.co/WsvKzZ3hoS
https://t.co/3mDwoXGuAQ
https://t.co/KvowPcMOQD
ギリシアのデメテルが本来ゲー・メーテール(母なる大地あるいは土)であることからも分かるように、地母神は大地あるいは土そのものです。ヨーロッパに土着の地母神信仰にキリスト教的解釈を取り入れて、創世記において土からアダムが生まれたように、土としての聖母から新しきアダムすなわちイエスが生まれたと考えると、聖母が黒で表されても不思議はありません。
http://antiquesanastasia.com/religion/references/virgin_mary/black_madonnas/general_info.html
ユースティティア
ギリシア神話のホーラ(ホーライ)の一人ディケーや、その母で掟の女神であるテミスと同一視される。 また、アストライアーとも同一視され、おとめ座の女神とされる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2
エーオース
暁の女神
https://ja.wikipedia.org/wiki/エーオース
イリス
虹の女神
背中に翼を持った姿で描かれる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%82%B9
2922