「河童なんかいるわけがない」という世界観があります。
「河童はいるかもしれない」という世界観もあります。
自由と多様性が保証されている現代では、どちらの世界観を取ることもできます。
私は「河童はいるかもしれない」という世界の方が好きです。
どちらを取りますか?
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117 名前: 95 01/10/17 17:46
河童に助けられた話。
リアル消防のころ、河童が出るとか噂があった池みたいなところの跡で、
釣りしてたらね、友達といったんだけど、冗談のつもりでその友達の
帽子を池(といっても貯水池みたいなところ)に向かって投げたのよ。
そしたらその友達切れてね。兄貴のだったらしくて泣きべそかきはじめやがったから
しょうがないから物干し竿みたいな竹の長い棒を探してきて、引っ掛けて
とろうと思ったのよ。
そしたら、まぁ、パターンだよな、、、、滑って池に落ちたのね。
縁のところは浅かったんだけど、貯水池だから、ちょっと奥に行くといきなり深くなってて、
それに気づかなかったオバカなおれは、「何だ結構浅いじゃん♪」って
ざばざば入って帽子取りに行ったのよ。
おぼれるわなそりゃ。
その辺の記憶はない。。。残念ながら。
友達が言うところによると、いきなり姿が消えたと。(消えるかっちゅーねん、少しは考えろよ)
118 名前: 95 01/10/17 17:56
>>117続き
かろうじて記憶にあるのは、くっせー水をがばがば飲んだ事かな。
そうして、やばいなと思ったところ、ふっと足に触るものあるから、
藁をもつかむの通り、その足に触るものの上に立とうと試みたわけよ。
そしたらさ、その足、払いのけるやつがいやがんの。
あせったね。やばいと思った。
ところが、そんとき足を今度はつかまれて、引きずり込まれてさ、
よく夏の怪談で聞くじゃん?!海で足つかまれたとか、それだと思ったよ。
あせりまくってる折れを、そんとき誰かが今度は背中から抱きかかえてくるの。
リアル消防の折れでも覚悟したね。死を。
そしたらそのうしろから抱いてきたやつ、折れのこと水面の方に引きずり上げようとしてるのよ。
つまり、足をつかんでるやつは引きずり込もうとしてるけど、後ろのやつは引き上げようとしてる。
そんなこんなしてると、足つかんでる手がふっとはなれてね、一気に水面へ。
そこからの記憶もまたあいまい。ただ、でっかい水かきのついた手が胸のあたりに見えたのを覚えてる。
あれが河童だったんだな。素直に信じたよ。河童に助けられたって。
119 名前: 95 01/10/17 18:02
で、肝心の友達はどうしてたかというと、逃げたらしい。
中学卒業するまでいじめたね、そいつは。
ただ、今もそうだけど、俺って水難の相があるとかで、水辺に近づくなと
よく言われてたよ、近所のジーさんに。
まじで、海で流されたこともあったし、川に落ちたこととか、プールで、足つって
おぼれかけたこともよくあった。
幸い生きてるけどね。
うちの母親が、まぁ、気休めっちゅう事で、一回そこの河童が出る噂の
あるところに、祠みたいのがあるんだけど、ちっちゃいやつ、そこにお酒と
きゅうりお供えして、供養(?)みたいなことしてくれてたから、
もしかすると、だから助けてくれたのかもな。
どうせ、折れ以外のそのときの目撃者とかいないし、誰も信用しないだろうけどさ。
まじなのよ。だから、きっといるね、河童は。
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840 :本当にあった怖い名無し:2009/08/22(土) 11:15:39 ID:JHpsKCxWO
父親の従兄弟がM町に一族を構えていて、父が子供の頃、M町で遊んでた出来事をよく語ってくれた。
M町の真ん中にM町と同じ名前のM川が流れていて、そこによく河童が現れていたらしい。
もう他界したが、父親の語る河童の話は妙にリアリティがあって面白かった。
例えば、河童は亀の様な甲羅があるわけではなく、背中がワニの鱗の様に硬いだけとか、
頭の皿は犬の鼻の様に粘膜質で、皿の周りの毛から水分補給してて、別に渇いても死なない。
ただ、渇くと全身が干からびて、皮がつっぱって動きが悪くなる。
頭の皿はそのバロメータになってるとか。
(河童にも親がいて、頭の皿が渇く前に水に戻れときつく言われてるらしい)
河童は特有の平泳ぎのような泳ぎ方で、人間がクロールするより速い。
しかし、父達がクロールを河童に教えると更に速くなった。
など、河童の身体の仕組みや生態が事細かく伝わった。
それはもう、本当に河童と一緒に泳いだり、相撲を取った人間でないと語れないようなリアリティ。
で、俺も小6になって、父の作り話だと理解した頃の正月、
親戚の家で呑んだ父が、酔い覚ましに散歩しようと誘ってきた。
貰うモン貰って、オバサン達の相手にも飽きた俺は父親の誘いに乗った。
散歩中、M川の橋の上で何かに気付いた父親が、
突然、川の上流に向かって「おーい!おおーい!」と叫んで、手を振り始めた。
橋の歩道には数名の人がいて、父の突然の奇行に立ち止まり、父の見つめる川へ視線を落とした。
俺も川を凝視する。
すると、胸上くらいを水面から出した人型の・・・河童が手を振り返してきたのだ。
手には水掻き、頭は円形禿。絵でみる河童の姿。
橋の上の人達も、若い人は「えー!何だアレ」、老婦人は「あら珍しい」みたいな反応。
本当にM川に河童がいたのだ。これは30年前の話。
ちなみに俺は今、縁があって結婚してM町に住んでる。
M町は夏に、『がわっぱ(河童のこと)祭』というのがある。
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