スピリチュアリズム・ブログ

東京スピリチュアリズム・ラボラトリー会員によるブログ

相手の立場になるということ

2010-10-06 00:00:55 | birch99的スピリチュアリズム周辺
’birch99的スピリチュアリズム周辺’カテゴリーからの投稿です。

またまたラジオネタです。

その奥さんは、結婚後専業主婦だったそうです。旦那さんのワイシャツを洗濯しようとした
ら、襟裏が真っ黒^^; 普通に洗濯機で洗濯してもなかなか汚れは落ちません。

手で、もみ洗いをしながら全くこんなに汚しちゃって・・・洗濯する身にもなってよと、ブ
ツブツと不満をこぼしながら、ゴシゴシ洗っていました。

その後、20年近くの時が流れ、経済的に少し厳しくなってしまい、奥さんもコンピュータの
入力の仕事に出ることになったそうです。

ある日、目が回るほどのもの凄く仕事の忙しい日がありました。奥さんが家に帰って、真っ
白いブラウスを脱ぐと、そのブラウスの襟裏は真っ黒でした。

その時、奥さんはハッと気づき唖然としたそうです。旦那さんのワイシャツの襟裏が真っ黒
だったのは、一生懸命家族のために仕事をしていたからなのだと気が付いたのです。

奥さんは、自分の脱いだブラウスの真っ黒な襟裏を見ながら泣きました。それからは、旦那
さんのワイシャツの襟裏も綿棒を使って丁寧に汚れを落とすようになったそうです。


スピリチュアリズムでは、愛しなさい、人の役に立ちなさいということを教えています。そ
んなこと、言われなくても解っているよと思われる方も多いと思いますが、この簡単に出来
そうなことは非常に奥が深いのです。

こちらで愛をもって接していると思っても相手は迷惑かもしれません。こちらで人の役に立
とうと思って行動しても大きなお世話かもしれません。じっと我慢して見守ることが相手の
成長に役立つ時もあるかもしれません。逆にお節介な行動が、相手を幸せにするかもしれま
せん。

これは相手の立場に何処まで成りきることができるか、ということに通じますが、100人い
れば100人の感じ方、考え方、思い方があります。一人一人違うわけです。難しいですよ
ね・・・。

上に書いたワイシャツの話ですが、この奥さんは旦那さんと同じ体験をする事によって自分
の心の枠を広げました。今まで気が付かなかった事に気が付いたんですね。私たちは、この
世にいるかぎり、このような体験を一つ一つ積み重ねて、沢山の人たちに接し、心の枠を広
げる事が、私たちの魂の学びなのでしょう。人だけではありませんね、植物や動物などに対
してもそうなのでしょう。

私たちは、向うの世界へ旅立つとき、身体を脱ぎ捨て、携えるものはこの’心’だけです。
こちらの世界で学び、広げた’心’は、向うの世界できっと役立つことでしょう。そしてさ
らに旅は続いていくのです。

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