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【雑報】宇宙のすべてはホログラフィ?

2012-05-21 09:16:34 | 高森光季>その他


理論物理学者ブライアン・グリーンが語る「人間もホログラフィの一種」という可能性
:wired japanese edition

 最近PBSが放映した「The Fabric of Cosmos」でホストを務めたブライアン・グリーンなどの理論物理学者は、宇宙のあらゆる物質がある種のホログラムなのではないかと考え始めている。
 「ホログラムとは、2次元のプラスティックフィルムに光を照射することで生み出された、3次元のリアルなイメージ」と、「Geek’s Guide to Galaxy」に出演したグリーン氏は語った。「つまり、われわれはそんな3次元のイメージでしかなく、このイメージはわれわれの周囲にある2次元の表面上に存在する、より根本的な情報が投影された姿かもしれない、ということだ」(グリーン氏)
 「ホログラフィック理論」(holographic principle)として知られるこの理論は、もともとブラックホールの研究から生まれたもの。理論物理学者のスティーブン・ホーキングは、ブラックホールに吸い込まれた情報が永遠に失われると主張したが、物理学の基本原理を覆すようなこの考えに対し、レオナルド・サスキンドやゲラルド・トフーフトなどは異を唱え、新たな発想を考えようとした。
 「長年にわたる研究のなかで、彼らは物質がブラックホールに落下するとき、その全ての情報のコピーがブラックホールの表面上(地平線上)に付着するという考えにたどり着いた。コンピューターに0と1で情報が蓄積されるように」(グリーン氏)
 そして、もしブラックホールに落ちた3次元の物質が2次元の情報で表面に表されるならば、宇宙全体にも同じことが考えられる可能性があるという。
 「この理論は物理学者にとってさえ把握が難しいものであるということは指摘しておきたい」とグリーン氏は言う。「われわれはまだこの理論を入念にチェックし、その意味するところを詳しく理解しようとしているところだ」(グリーン氏)


 2ちゃんねるのジョークだと「などと意味不明の証言をしておりw」となるところですかね。
 ただ、こういう考え方はプラトンのイデア論など古来あるわけで、「じゃあ根本的な情報って何だよ」ということになります。
 霊学でも非常に高度な相では「物質は想念から作られている」という命題があって、「この世は根源的な霊界の粗雑な投影である」というような言い方もあります。イデア論に近いと思います。
 よくわからないのが、ここに出てくる「情報」という言葉ですね。物理学では情報というのはどういう扱いになっているのか、前々から知りたいと思っていましたが、よくわかりません。どなたか平易に教えてくれる人がいればと思うのですが。

 仏教の空理論もこの部分的表現かもしれません。それとも、「根本的なもの」もない、何もない、というのかな?
 存在というものはどんどん分解していくことができて、究極的な実在は「把捉不能」になってしまう。でも、存在は「無い」ということはできない。われわれが生きている場面では、存在はやはりある。そしてそれを生じせしめている何かも。

74:七つの海の名無しさん:2012/05/21(月) 00:54:29.65 ID:CpFC2s+K
  この学者は飢えたこともないようだな。
  殴られたり支払いに苦しんだりして現実を知れば戯言も吐かなくなるだろ。

 (この記事についての2ちゃんねるのスレッドはこちら

 しかし、最近の先端科学は、思いつきというと失礼かもしれませんが、何かを考えついて、それが数式で合理的に表わせ、根本原理に違反しなければ、何でもありみたいになっているような感じもしないでもありませんね(笑い)。で、一つでも証明事例があれば、もう勝ちみたいな。
 仮説けっこう、というのなら、霊魂説も仮説で、しかも証明事例はそこそこあるわけなのに、それは断じてペケのようです。「根本原理」に違反するからでしょうか。数式化できないからでしょうか。でも、「根本原理」や「数式」は、それほど正しいのでしょうか。


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1 コメント

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この記事に (JIJIRO)
2012-05-22 10:01:18
興味を持たれた方には『「ザ・マネーゲーム」から脱出する法』ロバート・シャインフェルド著 をお薦めいたします。

題名はちょっとあれですが、内容は面白いと思います。(なんてことを他人のブログに書き込んでもいいものかわかりませんが、もし駄目なら削除をお願いいたします。すみません)
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