JIJIROさんからコメをいただき、宗教の拡散ということに触れられていましたので、ちょっと雑感。とりとめのないものですが。 宗教はなぜ拡がるか、というのはとても大きな、面白い問題ですね。 こういう主題(「なぜ拡がったか」ですね)は宗教社会学や宗教史学が扱うテーマなんでしょうけど、外野からいくつか。 初期のキリスト教は、奴隷階級に広まったようですね。彼らは非常に苛酷な情況にあった。そこに、「もうす . . . 本文を読む
◆理性に訴える スピリチュアリズムが自らをこれまでの宗教と異なると主張しているところは、二つある。一つは「理性重視」、もう一つは「押し付けない」、である。 もちろん「理性」という概念にはいろいろとブレがあるから、すんなりと同意してはもらえないだろう。唯物論者は、そもそも「不可視の知性的存在」を想定すること自体、理性の欠落だと言うだろう。既成宗教の側も、自分たちも理性を決して軽視していないと主張する . . . 本文を読む
■第四章 スピリチュアリズムと宗教 宗教というものは人類にとってなかなか厄介なものである。昨今の国際情勢を見ても、キリスト教対イスラームという一神教兄弟同士の葛藤は深刻なものになっている。ごく素朴な目から見ると、「宗教は人が殺し合う口実になっているのでは」という疑問が生じるのも当然のことである。また日本ではあのオウム真理教事件を筆頭に、宗教教団が犯罪を犯す事例が目につく。「宗教は詐欺謀略の温床では . . . 本文を読む
穴から出てw、ねーちゃん2題。////////////////////////////////83 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2007/03/13(火) 22:40:40 ID:MWywz0GXO 俺のねーちゃんは俺が厨房の時に交通事故で死んだんだが… 夜中金しばりにかかった時、俺はびびりながらも目だけをキョロキョロ動かして部屋を見回してみた すると床 . . . 本文を読む
阿弥陀如来という存在は、よくよく考えると、不思議な存在です。 この世界とは別個の「素晴らしい世界」を創ってしまうのですから、「神に等しい存在」と言えるでしょう(もちろん唯一神ではないけれども)。 しかも、阿弥陀如来の意図というのは、けっこう過激です。 ぶっちゃけて解釈すると、阿弥陀様の意図というのは、「釈迦仏が統括するこの仏国土は、いろいろと苦難が多すぎる。他の仏の仏国土も同様である。それでは衆 . . . 本文を読む
もう一つ、浄土信仰の重要な考え方があります。 それは、阿弥陀如来の浄土に生まれて、修行をして「仏」になったら、再びこの世に戻って、無明のゆえに輪廻の苦に沈淪している衆生を救うために活動する、という考え方です。 これが「還相回向(げんそうえこう)」です。(近代の浄土教学ではまったく違う解釈をしているようですが、ちょっと今は置いておきます。) ただしこれは阿弥陀信仰の中心経典である浄土三部経の言葉で . . . 本文を読む
“浄土”について考えてみたいと思います。 スピリチュアリズムと直接関係があるわけではありません。とはいえ、「死後問題」という点では関係があります。 外野(外道かw)からの批評ですので、非難囂々になるかもしれませんが。 数回続きます。 * * * 一つのお話があります。 《あるところに、志の高潔な修行者がいた。彼は様々な修行をして自らを高める一 . . . 本文を読む
ちょっと調べているうちに見つけて、感動したので。 恵心僧都・源信(942-1017)は、日本浄土教の祖と仰がれる偉人です。早くに父を亡くしましたが、聡明な人で、9歳で比叡山に入門し、15歳で講師に任じられたと言います。その時にもらったご褒美をおかあちゃんに送ったところ、「あんた、何勘違いしてるの」と一喝されたというのです。 ウィキペディア「源信(僧侶)」から。 《天暦10年(956年)、15歳 . . . 本文を読む
◆なぜ明確な証拠は得られないのか
一八四八年から第一次世界大戦に到る、スピリチュアリズムの隆盛は、上記の「霊的交渉の難しさ」を踏まえ、かつ人類史的な規模で眺めてみると、やはりきわめて特別なものであったように思える。途方もない物理的心霊現象を起こす霊媒があちこちで現われ、情報的心霊現象としては、きわめて高度な内容のメッセージがいくつももたらされた【32】。
しかし、それにもかかわらず、「霊の . . . 本文を読む
◆霊的交渉の仕組みとその限界
スピリチュアリズムで起こった様々な超常現象は、おおむね、憑霊型霊媒と「霊」(霊団)との共同作業によってなされたものであった。
多様な物理的心霊現象がどのようにして起こされるのか、詳しい説明はあまりない。霊の側は、霊媒(および交霊会参加者)のエーテル質を利用する。霊媒はこれをたくさん保持しているが、通常の人もある程度提供するらしい。ただし頑なな否定論者は提供を拒 . . . 本文を読む
お暑うございます。
工場での不思議話2つ。
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687 :1/2:2011/06/16(木) 15:51:43.22 ID:0VTY8YCy0
これは昔私が勤めたある小さな下請工場での話し。
その工場では度々不思議な現象が起きるのだが、その事は工場の誰もが知っており、
その事で特に誰もが騒ぎ立てる事はなかった。
不 . . . 本文を読む
「どんな人生にも意味がある」というのは、ロゴセラピー・意味の心理学を提唱したヴィクトール・フランクルのモットーです。フランクルの『それでも人生にイエスと言う』を始めとする著作は、素晴らしいものです(人気もあります)。スピリチュアリズムとは関係ありませんが、唯物論的ニヒリズムに論駁したもので、お薦めできる本です。 ただ、フランクルの論は、スピリチュアリストの目から言うと、「不十分」だと思います。 . . . 本文を読む