中国はそもそも共産党独裁国家で、この度めでたく習近平氏の個人による独裁支配も
視野に入り、いよいよ完全なる独裁国家の姿になってきました。
北朝鮮はご存知世襲3代目親分が、独裁し放題で民衆を苦しめております。
ロシアは共産党独裁をやめたはずですが、民主主義国家としては不完全で
事実上プーチン独裁国家の状況となっています。
こう見ていくと、独裁国家=悪い国という図式になります。
独裁の最大の欠点は、政権の腐敗と独裁者の狂気です。
太平洋戦争前の日本も、天皇を中心とした狂信的独裁国家でした。
さて、本当に独裁国家は悪く民主主義国家は良いのでしょうか?
国という単位でみると、歴史的には独裁支配は悪いという結論になりそうです。
私の持論では、決してそうではないという意見です。
国も企業も同じで、黎明期にトップになる人はカリスマ性があり、高貴な理念があり、
素晴らしい指導者であることが少なくありません。これは良い独裁者と定義します。
良い独裁者は、トップダウンで事を進めるので動きが速いのが特徴です。
正しい判断力で、短期間で国家や企業を最先端まで持っていく原動力となります。
国民が未熟な段階では、民主主義は成立しません。民衆に十分な教育と情報を与えて、
初めて民主主義は正しく機能するのです。(たぶん)
悪い民主主義は、無知な国民がポピュリズムで美味しい公約を語る、バカ政治家を
代表者として選んでしまい、結果的に国家を間違った道に追いやることです。
「多数決」は民主主義でもっとも悪い制度=誰でも票の価値が同じなのは正しいのか?
が最悪の結果を導く例として、今の米国を想起するのは私だけではないと思います。
日本も悪い民主主義にだんだんハマって、国会を見れば不毛な議論ばかりに時間を使って、
重大な法案などがなかなか成立しない事態になっています。国会議員の面々を見れば、
悪しき「多数決」の結果がすごくわかりやすいと思います。
参議院などは、はっきり言って必要ないと言いたくなる惨状ではないでしょうか?
今の日本には、良い独裁者が欲しいと思っています。私は極右ではありませんが、
お花畑に住む「話せばわかる一辺倒」のリベラル(笑)でもありません。
民主主義は、物事の決定に面倒なプロセスを科すことによって、誤った道に進まない
ようにしたシステムのはずですが、そろそろ賞味期限が切れかかっているような
気がします。
だれも責任を取らない悪しき「多数決」がもたらす、ダークな未来が垣間見えます。
民主主義=自由経済だった?の次のシステムをそろそろ試す時期ではないでしょうか?
優秀なAIを文字通りブレーンに使った、良い独裁国家をどこかの国が施行するのを
期待します。もちろん日本でも良いよ。
じわじわ近づくシンギュラリティは、新たな社会体制をつくるのでしょうか?