山形県鶴岡市・出羽三山の麓で
雑木と山野草を主とした庭作りを行っております。
山のような空間を目指しております。
先日は消毒に回らさせて頂きました。
まだよくみないと見えませんが
植物も動きだす季節とともに
虫も動いてます。
私の軽トラも毛虫だらけでした。(^_^;)
消毒にまわらせて頂いたお客様に
シャクナゲがよく咲くようになった
と言ってもらえました。
土壌改良が必要かなと思っていた
赤松も元気そうになってました。
私が入らせて頂いた頃は
元気なさそうな芽と枯れ枝だらけでした。
柿の実もいっぱいつくようになりました。
先輩が自分が思うような
形になるまで3年かかると言ってました。
植木屋として花が咲く木を
花咲かすことができ嬉しい気持ちで
いっぱいです。
まわりの方々に感謝です。
植木屋と言う職業に関わって
はじめて握ったのが刈込み鋏でした。
刈込みと言うのは表面を刈込み
庭でよく見る丸い形にすることです。
私もはじめはとにかくこの刈込みが
好きでした。
燕三条までいって買ったのを覚えてます。
とにかく、丸くする。
それからしばらくしてから出会ったのが
透かし剪定と言うものでした。
透かしと言うのは重なった枝や
幹に返ってる枝や立枝を
抜き中まで光をいれ枝や芽の方向性
を選び抜く剪定です。
透かしと言うものに出会った頃に
上の方に
「お前そんなもんも刈り込むのか」
と言われました。
その頃はどの枝をはさんでいいか
分かりませんでした。
悔しさを覚えています。
透かしと言うものに出会ってから
その美をとにかく追求しています。

しかし、これは私の街の文化には
浸透していないと壁ぶちあったています。
丸くするのも美しい。
けれども木にとったら透かしが優しい。
刈込みの中を見るとそこには
光がささず枯れ枝や枯れ葉が
ぎっしりとしています。
私はそれを見逃すことをできない。
これからも透かしを追求し
精進したいと思います。
晩ごはんを食べてから
暇だったので、石道具のメンテナンス
をしました。
コヤスケとトンカチビシャン
コヤスケは大分短くなりました。
石をさわりたい。

いつも実家の仏壇の前に横になるのですが。
上を見ると母親が好きだった
いわさきちひろさんのカレンダーが
目にとまりました。
5月らしい絵です。
忙しいと身の回りのものに目をやるのを
忘れがちですが、そう言う余裕を持つのも
大切ですね。
いつの間にか4月が終わり
5月に突入しましたが
日常に感謝をし過ごしたいです。
ありがとうございます。
今日はずっと見たかった七五三掛桜の花を
甥っ子と一緒に見てきました。
少し葉桜になってきてましたが
見ることができてよかったです。
枯れている部分も多くなってきていました。
大分、老木なので長生きして欲しいです。
この七五三掛桜がある注連寺は
私にとって特別な場所です。
南無大師遍照金剛。
今日1日に感謝です。