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"エスキース”
ひょっとすると作者のイメージが一番つまっている絵かもしれません。本画には描かれなかった様々な思いや構想が投影されていることもあるとか。作者によっては、エスキースの中に本画に至る前の"自由度を保った絵"がありそうですね。
因みに作画の密度としては…
クロッキー<スケッチ<デッサンの様ですが、ひっくるめて本画(タブロー)制作前の構想を練る時に描かれる絵をエスキースと捉えて良さそうです🤓。
「赤と青のエスキース」 青山美智子 作
プロローグからエピローグまでに五つの物語があります。それはこの想いの詰まった作品を、「絵画(エスキース)」を、青山さんが"描く”様に書いた物語の様に思います。そして、読者に繋がった時にそれぞれの"本画”になるのかもしれません。