感謝

感謝

あれは夢だったのか　伊勢神内宮内に座る僕

小学四、五年生のぼく

ねえちゃんに赤福餅食べたいから

お伊勢さんまで行って買ってきてと言われた。

ねいちゃんに電車賃と赤福餅代をもらい

父に参拝の心得を何度も聞き

いざ一人でお伊勢参り

とても珍しい砂利道を歩き

鳥居をくぐり中へ

ここからが

あれは夢だったのかが始まります。

きちんとした礼儀作法で

お参りしているぼくの姿を見ていた

白装束の方がぼくに聞いてきたんだ

中を見たいかときいてきたのです。

感心した方が僕に言うんだ

中を見たいか

ﾊｲと答えると

どんどん奥へ奥へ

スーッと奥へ奥へ

そこは伊勢神宮内宮正殿

とてもセキュリティーの高い場所なので

この子を通してよいのですかと

案内してくれた方に聴いていた

頭を下げて

ぼくを伊勢神宮内宮正殿の中に通してくださった。

すぐ扉を閉められた。

その時このぼくはその方に感謝したのかな？

その折はありがとうございました

感謝

合掌

正殿内は

ヒノキの香りが

とても心地よかった

十三畳ほどのスペースだ

中のことは（造り）他言無用と約束しているので

例え夢であっても書き込みはできない。

書くことはできません。

内宮正殿の中は

ヒノキの香りが

立ち込める

その後赤福餅を買い求めて

家族みんなで食べた

美味しかった。

あれは夢幻だったのか

ハテナハイェナ

夢でもこの上ない感謝に値することは間違いない。

最近は朝一番に太陽に向かって大きく感謝をしてから一日を始めることにしている。

感謝

合掌

　　　　ttl  2025.01.29  Pm 09:00  JST  GMT⁺⁹