こうして約3週間の入院となったわけですが、最初の2日間はICUでした。
下腹部の痛みはだいぶなくなっていましたので、しばらく様子を見る方針になったようです。
かと言って、まだ予断を許さない状況だったのでICUで過ごすことに。
全て初めての事なので、逆に新鮮さを感じました。
腕には点滴が刺されているので、寝返りを打てません。
そればかりかベッドには振動センサーのようなものがついているらしく、少し動いただけでもアラートがなって看護師が飛んできます。
病院や病状によって異なるのかもしれませんが、2日間だけですが若い看護師のお姉さんが全身を蒸しタオルで体を拭いてくれます。
恥ずかしいやら、嬉しいやら。
入院もなかなか悪いものじゃないな、なんて思いました。
しかし、一般病棟の3人部屋に移ってからは辛いの一言。
病気が病気だけに、何も口にできません。
水さえNG。
点滴で水分と栄養を摂るだけです。
他の2名のベッドには一日3回、食事が運ばれてきます。
普段は食べ物にそんなにこだわっていませんでしたが、日を追うごとに鼻が敏感になります。
病院の1階にはコンビニがあるのですが、そこへ納品される食材の臭いも感じるくらい、犬並みの嗅覚になった感じです。
点滴の針を刺している場所も少しずつ変えていますが、紫色に変化して化膿寸前。
いよい点滴を刺す場所もなくなってきて、確か手首付近だったと記憶していますが、そこから血管に管を挿入しっぱなしになりました。
そうそう、腹痛が始まった時の発熱を忘れていました。
入院する前は39℃ほど出ていて、座薬を使うと37℃台に。
それでも39℃と37℃はだいぶ違います。
平熱に戻ったと勘違いするくらい楽になりました。
ただ座薬が切れると、再び38℃~39℃になります。
それに腹膜炎の痛さについて。
下腹部全体が激しく痛みます。
体をまっすぐに出来ません。
歩くのも困難で、足が地に着くたびに下腹部に激痛が走ります。
布団の中では横向で「くの字」の姿勢じゃないと無理でした。
こんな感じでしょうか。
話では腹膜炎はかなり痛い、と聞いていましたがやはり初めての痛さでした。
緊急手術だと思いましたが、救急車で運ばれている最中に段々と痛みが少なくなっていきました。
入院後、何度も造影剤を体に入れてCTを取りましたが、徐々に塞がっているようでした。
若い医師が首をかしげていて、消化器の権威ともいわれる大先生とも相談しているとも言われましたが、結果的に手術することなく退院できました。
これは極まれなケースだったと言われました。
一時は人工肛門も覚悟しましたが、手術なしで何よりです。
医師からは「お腹が痛くなって、発熱があったらすぐに救急外来に来てください」と言われての退院でした。
結局、原因ははっきりしなかったのですが、複合的なものらしいです。
一つは加齢による大腸の劣化で「憩室」ができやすく、そこに宿便がこびりついて何かの刺激が加わった可能性。
これには思い当たることがあります。
腹痛の直前、あるコンビニの「ペペロンチーノ」を食べたこと。
鷹の爪がいつもより辛かったのです。
それに便秘気味なのも原因に。
在宅ワークをするようになって明らかに運動不足。
アルコールをやめたことも便秘の遠因です。
通勤している頃は毎日飲まないと眠れないので、浴びるようにお酒を飲んでしました。
だから、どちらかと言えば下痢気味だったのが、お酒を断ってから便秘気味になりました。
当然、トイレで息むことになるので、これもよくないらしい。
20代のころから割と健康で病気知らずでした。
病院嫌いで、少々のことでは医者に行かなかったこともありますが。
そのため独身の頃は健康保険組合から、10年連続で「保険を使わなかった」として記念品をもらっていたくらい。
入院中は医療保険に入っていてよかったとつくづく思いました。
親戚の叔母さんが保険外交員になったので、しぶしぶ契約させられた保険ですが、今回役に立ったのです。
入院費をまともに払っていたら、60万円近くになっていました。
行政の高額医療費の補助がありましたので助かりましたが。
保険金申請の病名は「大腸穿孔による腹膜炎」です。
それにもう一つ。
看護師さんの献身的な対応です。
仕事、と言ってしまえばそれだけですが、よく入院患者と看護師が結婚するケースがありますね。
私も独身だったらプロポーズしていたかもしれません(笑)。
気持ちの上で、それほど心強かったです。
こんな対応が私の自己免疫力を高めてくれ、手術なし・早めの退院となったことは間違いないと感じています。
下腹部の痛みはだいぶなくなっていましたので、しばらく様子を見る方針になったようです。
かと言って、まだ予断を許さない状況だったのでICUで過ごすことに。
全て初めての事なので、逆に新鮮さを感じました。
腕には点滴が刺されているので、寝返りを打てません。
そればかりかベッドには振動センサーのようなものがついているらしく、少し動いただけでもアラートがなって看護師が飛んできます。
病院や病状によって異なるのかもしれませんが、2日間だけですが若い看護師のお姉さんが全身を蒸しタオルで体を拭いてくれます。
恥ずかしいやら、嬉しいやら。
入院もなかなか悪いものじゃないな、なんて思いました。
しかし、一般病棟の3人部屋に移ってからは辛いの一言。
病気が病気だけに、何も口にできません。
水さえNG。
点滴で水分と栄養を摂るだけです。
他の2名のベッドには一日3回、食事が運ばれてきます。
普段は食べ物にそんなにこだわっていませんでしたが、日を追うごとに鼻が敏感になります。
病院の1階にはコンビニがあるのですが、そこへ納品される食材の臭いも感じるくらい、犬並みの嗅覚になった感じです。
点滴の針を刺している場所も少しずつ変えていますが、紫色に変化して化膿寸前。
いよい点滴を刺す場所もなくなってきて、確か手首付近だったと記憶していますが、そこから血管に管を挿入しっぱなしになりました。
そうそう、腹痛が始まった時の発熱を忘れていました。
入院する前は39℃ほど出ていて、座薬を使うと37℃台に。
それでも39℃と37℃はだいぶ違います。
平熱に戻ったと勘違いするくらい楽になりました。
ただ座薬が切れると、再び38℃~39℃になります。
それに腹膜炎の痛さについて。
下腹部全体が激しく痛みます。
体をまっすぐに出来ません。
歩くのも困難で、足が地に着くたびに下腹部に激痛が走ります。
布団の中では横向で「くの字」の姿勢じゃないと無理でした。
こんな感じでしょうか。
話では腹膜炎はかなり痛い、と聞いていましたがやはり初めての痛さでした。
緊急手術だと思いましたが、救急車で運ばれている最中に段々と痛みが少なくなっていきました。
入院後、何度も造影剤を体に入れてCTを取りましたが、徐々に塞がっているようでした。
若い医師が首をかしげていて、消化器の権威ともいわれる大先生とも相談しているとも言われましたが、結果的に手術することなく退院できました。
これは極まれなケースだったと言われました。
一時は人工肛門も覚悟しましたが、手術なしで何よりです。
医師からは「お腹が痛くなって、発熱があったらすぐに救急外来に来てください」と言われての退院でした。
結局、原因ははっきりしなかったのですが、複合的なものらしいです。
一つは加齢による大腸の劣化で「憩室」ができやすく、そこに宿便がこびりついて何かの刺激が加わった可能性。
これには思い当たることがあります。
腹痛の直前、あるコンビニの「ペペロンチーノ」を食べたこと。
鷹の爪がいつもより辛かったのです。
それに便秘気味なのも原因に。
在宅ワークをするようになって明らかに運動不足。
アルコールをやめたことも便秘の遠因です。
通勤している頃は毎日飲まないと眠れないので、浴びるようにお酒を飲んでしました。
だから、どちらかと言えば下痢気味だったのが、お酒を断ってから便秘気味になりました。
当然、トイレで息むことになるので、これもよくないらしい。
20代のころから割と健康で病気知らずでした。
病院嫌いで、少々のことでは医者に行かなかったこともありますが。
そのため独身の頃は健康保険組合から、10年連続で「保険を使わなかった」として記念品をもらっていたくらい。
入院中は医療保険に入っていてよかったとつくづく思いました。
親戚の叔母さんが保険外交員になったので、しぶしぶ契約させられた保険ですが、今回役に立ったのです。
入院費をまともに払っていたら、60万円近くになっていました。
行政の高額医療費の補助がありましたので助かりましたが。
保険金申請の病名は「大腸穿孔による腹膜炎」です。
それにもう一つ。
看護師さんの献身的な対応です。
仕事、と言ってしまえばそれだけですが、よく入院患者と看護師が結婚するケースがありますね。
私も独身だったらプロポーズしていたかもしれません(笑)。
気持ちの上で、それほど心強かったです。
こんな対応が私の自己免疫力を高めてくれ、手術なし・早めの退院となったことは間違いないと感じています。