昨日、たまたま道に迷った先に平城宮跡が広がっていました。遠目に白くススキが・・・・・。
夕方だったのでそのまま通り過ぎましたが、このただただ広い場所に奈良の都が在って、たくさんの
人が生活していたと思うと不思議な感覚に見舞われます。
縁のないところに人は行かないと、何かの本で読みましたが、もう、40年以上も奈良に棲みついて
いますから、案外、わたしの先祖は、平城宮でうろうろしていたのかも知れません。
遷都1300年際の真夏に、宮跡の近くのお寺で開かれた音楽会い行くために、木陰など一つもない
平城宮跡をひたすら歩いたことがあります。
あの日の宮跡の広さは半端じゃありませんでした。皆で「なんでこんなに広いんだよ~」と、文句
たらたらで、目的のお寺(名前も忘れてしまいました)に辿りついた思い出があります。
都だったのですから広いのは当たり前なのですが、体中、火を吹きそうな暑さの中でしたから辛~い
思い出になっています。
全国からたくさんの人が来てくださった遷都祭、今、宮跡にはススキの白い穂が静かに揺れています。