「うしおととら」 藤田和日郎

お寺の息子の潮（うしお）と大妖怪・とら（うしおが名づけた）が
一緒に妖怪退治を行うお話し。

主役の潮が蔵の中に隠されてた（地下だったかな？）槍を抜いてしまい、
大妖怪が開放されてしまいます。
その槍は妖怪を倒す事が出来る「獣の槍」なんだけど、
槍に認められた潮に、大妖怪（とら）も手を出すことが出来ずに、
なんだかんだでコンビみたいになって、
表れた他の妖怪達を協力して倒していきます。

とらは隙を見て潮を食べる為に潮に取り憑きますが、
潮のそばにいつも「獣の槍」がある事と、
次第に潮に惹かれて行った事もあり「食ってやる」とか言ってるものの
そんな気はないみたいです。
妖怪を退治する時もなんだかんだで助けてあげてるし。

そんな偶然出会った「うしおととら」ですが、
出会ったのは必然であったり、
世界を救う為の戦いになったりと、
かなり壮大に話が進んで行きます。

ちなみに潮が「獣の槍」を使う時には
髪の毛が伸びて、まさに潮が妖怪みたいです。
この、「獣の槍」も重要なアイテムです。

あと、ヒロイン的な存在で
潮の幼馴染の女の子が二人登場します。
元気いっぱい、気も強いが空手も強い中村麻子。
のほほんとした天然タイプの井上真由子。
この真由子ととらの関係性がすごく面白かった。
と、いうかほのぼのしてかわいらしかった。