「天使の小生意気」 西森博之

主人公の天使恵は絶世の美少女ですが９歳の頃に魔法使いによって女にされてしまった、元男の子。
この事実を知っているのは同じ歳で幼馴染の女の子・花華院美木ただ一人。
恵は男に戻る為に、魔法使いが現われた魔本「天の恵」の手がかりを追って剣ヶ峰高校に入学。そこで出会った、蘇我源造・藤木一郎・安田太助・小林一文字は恵の美貌にメロメロ。恵も含めて「メグ団」を結成します。

恵と美木は結構いい所のお嬢様です。特に美木は財界の超大物・花華院家の当主で今の日本を支える黒幕とも言われる花華院京一の孫。
源造は中学時代は喧嘩に明け暮れる「クールな悪」として恐れられていたし、女の子にも結構モテたりしていましたが、恵と出会ってからはメロメロでアホなギャグ担当な存在になってます。
ただ、元々のデタラメなほどの強さ＆圧倒的なパワーに加え恵に対する強い愛情と信念で恵の心に変化をもたらす存在になります。恵に続いての主人公的存在かもしれません。

恵が元男だと判っても変わることなく「メグ団」は、美木のお家騒動や不良グループとの揉め事、「メグ団」メンバーのエピソードなどに巻き込まれながらも、解決していきます、
最後は恵の性別と魔本との関係などに向かって話しは進んで行きます。

蘇我源造くんが「今日から俺は」の三橋とややダブルキャラだった気もするけど、別にイヤって訳ではなくて、ムチャクチャやるけど憎めなくて応援したくなる人物です。
あと、平凡な一般人キャラの藤木が一番気の毒というか。。。不憫でしたね。オモシロかったけど・・・・・・・