「花咲ける青少年」 樹なつみ

なにってもうルマティが一番すきで…私にとってはルマティの成長を見守るお話しです。

さて、主役は世界的大企業のバーンズワース財閥の一人娘。
「花鹿・ルイーサ・陸深・バーンズワース」（１４歳）です。
幼い頃から島で育てられた為、世間知らずで自由奔放な美少女。
この花鹿が父親とはじめた「夫探しゲーム」をメインにお話しが進んで行きます。

花鹿の兄的存在の倣 立人（ファン リーレン）（１９歳）。これまた美形の中国人。
実際は政治的つながりの為に花鹿と引き合わされたがお互い信頼しあってる存在。
そして花鹿の花婿候補が３人。
ユージィン・アレキサンドル・ド・ヴォルカン（１９歳）
ルマティ・イヴァン・ダイ・ラギネイ（１４歳）
カール・ローゼンタール（２０歳）
３人ともこれまた美形で、良い家柄ですがそれゆえにいろいろな問題をかかえています。

「夫探しゲーム」ですが、ゲームと言える様な軽いノリではありません。
時には命がけです。
花婿候補の３人も花鹿と出会う事によって自分の中の何かが変わり
問題を乗り越えていきます。花鹿もまた成長していきます。
それぞれが何らかの絆で結ばれています。
ただ、連載開始時は花鹿は若干１４歳。
それが、愛情なのか友情なのか同情なのか何なのかわかるハズないですよね。
果たして花鹿は誰を選ぶのでしょうか？？？？
な～んて単純な話ではないですよ。
立人と夫候補の３人もそれぞれ主役級のエピソードがありますからね。
その中でも東南アジアの小国の王子であるルマティが大好きだったんです。
１４歳というお子ちゃまでしたが、どんどん成長していきますよ。
花鹿に負けず奔放で無邪気で純粋です。そして有無を言わせないカリスマ性があります。
他の男性キャラのお兄様達にもまあ、可愛がられてますよ。
まるで花鹿の男版ですね。花鹿とも姉妹の様ですよ。
あと、ルマティのおじいちゃまマハティの話も好きでした。