「きら星ダイヤル」 夏目イサク

山ノ町という超田舎の診療所に赴任してきた医者の「鳥羽洋介」２８歳。
みんないい人ばかりなんだけど、一人無愛想な「須賀和弘」２３歳に鳥羽先生はちょっとムカムカ。
しかも、鳥羽先生が住む予定だった診療所は突貫工事だった為、修理が必要な事が判明。
修理の間、診療所の向かいにある豪邸に間借りさせてもらう事になりますが、
この豪邸こそ無愛想な和弘が住んでる豪邸でした。
二人の同居生活が始まりますが、この和弘なんかおかしい。
無愛想なのにすぐにべたべたしてきたり・・・先生で性欲処理しようとしてみたり。
（別に和弘はゲイとかではないけど、何もかもに無頓着なので気にしないらしい）
あげく、閉所恐怖症でお金でなんでも解決したがる。
町の人に聞くと、過去にいろいろあったらしくかなり不幸な生い立ち。閉所恐怖症もその時のトラウマらしい。お金で解決したがるのも、悪気があるからではないらしい。
って事で、鳥羽先生は医者として和弘の事が放っておけなくなります。

一方、鳥羽先生も心に傷をもっていて、逃げるように超田舎の診療所へ赴任してきた事がわかり、お互いの事を話している間に和弘も心を開いてきて、和弘の事を理解出来る様になってきました。ベタベタするのも早くに両親を亡くし人恋しいからみたい。

町の人達も「先生が和弘の事を理解して好きになってくれて嬉しい」と喜ぶんですが、
【好き】って言葉に鳥羽先生はドキッとしてしまいます。
それから、鳥羽先生は和弘に対して意識して挙動不審になってしまいます。
和弘はあいかわらず、先生に対してスキンシップやキスしたりしようとしてきます。
先生はどうなってしまうのか？？和弘は先生の事どう思ってベタベタしてくるのか？
・ ・・まあ、ちゃんとハッピーエンドなんですけどね。

え～っと、いろいろ突っ込んでいいですか？
いや、いや・・・・BLまんがは突っ込んじゃだめなんですよね。

だって、鳥羽先生も和弘も、やっぱり男前でかっこいいんです。
いや・・・和弘はちょっとおかしいかな？？でも、和弘の不器用さもちゃんと伝わってくるし、鳥羽先生の一生懸命さもちゃんと伝わってきます。町の人のいい人な所もちゃんと判るし。
やっぱり普通におもしろいまんがだと思います。