おひとり様てるこの日記

てることいいます。50歳過ぎましたが気ままに生きてます。人生の危機感ゼロ。

名古屋のホテルでとんだ目に遭ったこと

2020-07-13 22:00:00 | 日記
今から一年前の事。
 
とあるライブを観に名古屋に行きました。

その前に、名古屋のホテルを取るのに悩みました。忙しくて旅行代理店に行く暇が無くて、旅行代理店に勤める知人に頼んだのですが、その知人が私の予算やその他何も質問することなく「任せて!」と。私も任せてしまったのが間違いの素だったんですけどね。

さて、当日。ライブが終わり、お仲間の皆様と打ち上げをして、ホテルへ。詳しく言うとわかる人にはわかってしまうのですが、ちょっと変わった形の建物のホテル。そのために一部屋が狭い!

小さなフロントで鍵をもらい、エレベーターで部屋へ。エレベーターも狭い!男性と同乗。私より上の部屋のボタンを押したのに、何故か私と同じ階で降りる男性。

「あ、間違えた」という表情をして、またエレベーターに乗って行ってしまった。これが若い女性と悪気がある男性だったら、危なかったかも。エレベーターを降りたら廊下に電気はついているものの、薄暗い。自動販売機の案内がある場所に自動販売機はなく、なぜかパーテーションと椅子が重ねてある。こんなとこに連れ込まれたら危ないな、と思った。

部屋のドアはどこもなぜか傷だらけ。これがホテルの部屋か?一泊3900円というホテルに泊まったことがあるが、すごく綺麗だったぞ。

部屋は四角ではない。ドアを開けたら、いきなりベッドがあった。普通、ドアを開けたらバスルームがあって、その前を通るとベッドルームだ。しかしいきなりベッドがあり、ベッドの足元の少し高いところにテレビがあった。狭い!!狭いのだ!!狭いからそんなことになっている。

バスルームは一番奥。窓も一番奥。わかっちゃうけど、はっきりと言う。部屋は三角形というか、バームクーヘンを切ったような形だ。しかも家族が多くて、分け前が減ってしまったバームクーヘンだ。バスルームはその三角形の底辺にあったけど、それでも狭かった。

バスルームの狭さは一昔前のワンルームのアパートのよう。便器に座ると、ドアに膝がつかえるくらい。バスタブは私よりもう少し体が大きかったら、入れないかもしれない。狭すぎてトイレのタンクが棚替わりで、シャンプー等が置いてあった。

なんとかシャワーを浴び、髪を乾かしてベッドに寝転んだ。テレビを少し観て、寝ることにした。まだちょっと興奮していて眠れない。少しうとうととし始めたときだった。

ベッドは壁際にピタリとくっつけてあったのだが、その壁の向こうから男女の話し声が聞こえてきた。シングルルームなのに、なんで男女の話し声がするだろう?一緒に旅行か、あるいは出張中の二人がどちらかの部屋に来て、話しているのか?

ん?違う…こ、この声はあの声じゃないか!エッチなビデオの声じゃねーか!!!

ボリュームが大きすぎるのか、壁が薄いのか、延々とその声が聞こえてくる。時計を見たら夜中の2時!壁を叩いてみたが、そんなことでは効き目がなかった。仕方なく、フロントに電話をした。

隣の部屋から聞こえるテレビの音が大きすぎる、と言ったら、しばらくしてかけ直してきて、部屋を替えますのでと言われた。少しして従業員の男性が部屋に来て、今の部屋はそのままでいいので、貴重品だけ持って来てださいと言われ、別の部屋に案内された。

同じ階の何部屋か向こうの部屋で、確かに静かだったが、一度起きて体を動かしてしまったので、なかなか眠れない。おまけに繁華街に近いので、酔っ払いらしいのが奇声を上げているのが窓が閉まっているのに聞こえてくる。

明け方ようやく少し眠れたが、翌日の伊勢神宮詣は頭がボーッとしたままで、しかも移動中ずっと眠る羽目になった。ホテルのフロントでは謝罪を受けたけれど、ホテルが悪いわけではない。スケベ男のせいだ。

旅行から帰ってから、この話をお笑いの仲間たちにすると、なんと私にホテルを紹介した人に以前ホテルを紹介してもらった人が二人いて、とんでもないホテルに泊まったと言っていた。私は二度とその人には頼まないと決めた。

その後、お笑いの仲間とは別の友人にも話したところ、上には上がいることを知った。

大阪のコミケに行った友人はお財布の中身が寂しくて、自力で安い宿を探したところ、すごい宿に泊まることに。いわゆるドヤ街の日雇い労働者が泊まるような宿で、6畳一間に二人で泊まらされ、クタクタの汚い布団に寝る羽目になったらしい。

もう一人の地方に住む友人は、上京するために安いホテルを探したところ、以前住んだことがある恵比寿に一泊5000円のホテルを見つけた。そこに予約をして泊まりに行ったら、フロントはなく、小さな窓が受け付けで、その窓の中はちょっと散らかった普通の畳部屋だったという。

そしてシャワーは共同で、男女の区別がなかったと言っていた。その友人は他にも、池袋の繁華街のど真ん中にあるホテルや、新宿の窓の無いホテルに泊まっていた。

酷い目には遭ったが、私もきちんと確認しなかったのが悪いわけで、今度はどんなに忙しくても、ちゃんと旅行代理店に行ってホテルを決めようと決めた。もう二度と人には頼まない!

まあ、いいネタにはなったけどね!