28日の朝日新聞夕刊トラベル面で松島・瑞巌寺の「火鈴様(こうりんさま)」を紹介していた。
400年を超える大晦日の行事であるという。
瑞巌寺の僧が午後9時頃から首に吊るした鈴を鳴らしながら檀家を回り、般若心経を唱える。
各檀家では軒先に提灯をともし、酒や湯を入れた湯飲みを戸外に置いて戸を閉ざす。
僧の姿を見てはならぬという。戸の内側で経を聞き拝むのだと。
火鈴様が寺に戻る午前4時頃まで、瑞巌寺の除夜の鐘は700回を超えて打ち続けられるそうな。
詳しくは → 瑞巌寺・行事
この記事を読んでいて、ふいに涙腺がゆるんだ。
なんだろう。
その昔の住職が、遠く中国の寺の火事を法力で消した御礼に贈られた鈴というから、
火鈴様は火除けの祈りだろう。
「立身出世」でも「家運興隆」でもなく、次の1年も無事で過ごしたいという願い。
「家内安全」。「無病息災」。
日本中の初詣で唱えられる、ささやかな願い。
数えてみると私は今年、母の用で自宅と郷里を17回ほど往復したらしい。
そして来年、私は亡父の享年を越える。
この房総半島南端の地に住み着いてからも、丸5年が過ぎた。
当初に案じたよりも田舎暮らしがすっかり気に入っているが、
そろそろ新しいことに手をつけようかと思っている大晦日。
歳神さまはどこまでいらしたろうか。
みなさま、どうぞ良いお年をお迎え下さい。
400年を超える大晦日の行事であるという。
瑞巌寺の僧が午後9時頃から首に吊るした鈴を鳴らしながら檀家を回り、般若心経を唱える。
各檀家では軒先に提灯をともし、酒や湯を入れた湯飲みを戸外に置いて戸を閉ざす。
僧の姿を見てはならぬという。戸の内側で経を聞き拝むのだと。
火鈴様が寺に戻る午前4時頃まで、瑞巌寺の除夜の鐘は700回を超えて打ち続けられるそうな。
詳しくは → 瑞巌寺・行事
この記事を読んでいて、ふいに涙腺がゆるんだ。
なんだろう。
その昔の住職が、遠く中国の寺の火事を法力で消した御礼に贈られた鈴というから、
火鈴様は火除けの祈りだろう。
「立身出世」でも「家運興隆」でもなく、次の1年も無事で過ごしたいという願い。
「家内安全」。「無病息災」。
日本中の初詣で唱えられる、ささやかな願い。
数えてみると私は今年、母の用で自宅と郷里を17回ほど往復したらしい。
そして来年、私は亡父の享年を越える。
この房総半島南端の地に住み着いてからも、丸5年が過ぎた。
当初に案じたよりも田舎暮らしがすっかり気に入っているが、
そろそろ新しいことに手をつけようかと思っている大晦日。
歳神さまはどこまでいらしたろうか。
みなさま、どうぞ良いお年をお迎え下さい。
ふら~~っと寄りました。
姿を見ちゃいけないってトコがグッときます。
>姿を見ちゃいけないってトコ
そうなんですよ。火鈴様は別界のものなんですな、きっと。
まるでゴダイヴァ夫人みたいですが(^^A;。