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世界ふしぎ発見~名探偵安田顕が挑む!フェルメール贋作事件~

17世紀のオランダの画家、ヨハネス・フェルメール。初めは宗教画を手掛けていたが、のちに人々の生活のようすを主に描くようになり、『牛乳を注ぐ女』などの作品で知られる。

ハン・ファン・メーヘレンはフェルメールに感銘を受け画家を目指し、絵画の修復も手掛けた。しかし、自身の絵は評価されず、上手く修復すれば詐欺師扱いされたので、復讐としてフェルメールの贋作を作り上げ、鑑定士のアブラハム・ブレディウスに鑑定を依頼すると、フェルメールの作品だと認められた。絵画の鑑定にはアルコールが用いられた。メーヘレンは絵の具をオーブンで温めて固めて、アルコール検査をすり抜けるようにした。その作品は『エマオの食事』。
その後、メーヘレンは次々とフェルメールの贋作を生み出した。

第二次世界大戦中の1945年、メーヘレンが描いたフェルメールの贋作の一つがナチスの手に渡ったため、メーヘレンはフェルメールの作品を敵であるナチスに売却した疑いがかけられ、国家反逆罪の容疑で逮捕された。当時、国家反逆罪となれば死刑。死刑を免れるべく、メーヘレンは自身がフェルメールの贋作を手掛けていたことを認めた。当時、それらはすべてフェルメールの作品だと信じられていたため、「うそだ!」という反応をされた。裁判でフェルメールの作風を真似した絵を披露すると、無罪となった。しかし、自身の作品をフェルメールの作品だと偽って売ったことで詐欺罪では有罪となり、懲役1年の判決を受けた。
裁判から2か月後、メーヘレンは心臓発作で亡くなった。

生前退位-天皇制廃止-共和制日本へ

"王室不要論" 人権 オランダ

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