
「東京スカイツリー」という名前は一般公募によって決められました。「東京スカイツリー」というのは登録商標になっていて、旅行の新聞広告では登録商標を表す「マルRマーク」がついているのを見ました。
スカイツリーの中国語名は本来「天空樹(ティエンコンシュゥ)」になるはずだったが、「天空樹」は中国で商標登録(同時に英語表記の「SKYTREE」も登録)されたため、「東京晴空塔(チンコンター)」とすることになりました。中国で商標登録したものは中国国内のみで有効のため、日本で「天空樹」を使っても違法ではないはずですが、後でトラブルになるのを避けるために配慮したものでしょう。
特に興味深いと思ったのが(ウィキペディア「東京スカイツリー」で見た)、江戸時代の浮世絵画家・歌川国芳が東京の風景を描いた作品『東都三ツ股の図』では、なんと現在の東京スカイツリーとほぼ同じ場所に東京スカイツリーによく似た塔が描かれていること。それが何であったかは不明で、もちろん東京スカイツリーの設計のヒントとなったかどうかも不明です。それにしても似すぎ。歌川国芳って予言者だったのかな。