でも私は日本人に生まれて良かったなんて思えない。できれば違う国に生まれればよかったと思う。
人の名前を呼ぶときの「○○さん」っていうのは女性にも男性にも使えるけど、目下の人を呼ぶときに限って男には「○○くん」女にはそのまま「○○さん」って呼ぶことがあるというのは嫌だから。
敬称を男女で区別する言語は多いけど、そういう言語では男性用はあくまでも男に、女性用はあくまでも女にしか使わないはずだ。
英語
Mr.(男性)
Ms.(女性)
イタリア語
Signor(男性)
Signora(既婚女性)
Signorina(未婚女性)
中国語
先生(男性)
太太(既婚女性)
小姐(未婚女性)
英語では「Mr.」を女性に使うことも「Ms.」を男性に使うこともない。イタリア語でも「Signor」を女性に使ったり「Signora」「Signorina」を男性に使ったりすることはないし、中国語でも「先生」を女性に使ったり「太太」「小姐」を男性に使ったりすることはない。なんで日本語はそういう風にできてないんだって言いたいよ。おまけに欧米などと比べて簡単に呼び捨てにしにくい日本文化も、そのせいで悩むことがあるから嫌だ。
そういうこともあって、私にとって日本はとてもじゃないけど生まれて良かったと思えるような国じゃないよ。
あと、日本の精神文化もあんまり好きじゃないなと思うものが多い。集団志向とか、和の文化とか、本音と建前を使い分けなきゃいけない文化とか。そのせいで嫌な思いをしたこともあるから。
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