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「わがまま」のすすめ

「わがまま」という言葉は普通、悪い意味で使われる。
しかし、本やツイッターなどで、「もっとわがままになれ」、「わがままがイノベーションを生むこともある」など、わがままを肯定するようなことが書かれていることがある。これには私も同感だ。
もちろん、周りの人に迷惑をかける行為、他人の迷惑や不利益をかえりみず自分勝手に振る舞うことは良くない。しかし、自分の人生に関してはわがままになっていいと思う。要は、人生は一度きりだから、伝統や固定観念、敷かれたレールにとらわれず、自分の進みたい進路を進んで、やりたいことをやって、自分らしく生きていいってことね。

周りの人からの期待通りの人生を送る必要はない

たとえば親が子に対してこういうふうになってほしいといった期待をすることはよくある話。
特定の職業に就いてほしいとか、家業を継いで
ほしい、あるいは、男らしく、女らしく育ってほしいという期待をかける親もいるだろう。
しかし、それらはすべて個人の自由。本人が本当に望んでいる進路や職業に進めばいい。また、男女平等なので、男らしく、女らしくなくたっていい。
結婚するかしないかも個人の自由だ。人間の子孫を残すためには結婚した方がいいけど(仮にみんながみんな結婚しなくなると、人間の子孫を残すことが難しくなるので)、一応、結婚しないのも個人の自由だ。結婚すると自由がなくなる、結婚生活をうまくやっていけるか不安、独身の方が楽しいなどの理由で結婚したくないという人も少なくない。
しかし、家系や仏壇の跡継ぎのために親から結婚することを強く期待されていることもあるだろう(多くの場合長男)。「孫の顔が見たい」という言葉もよく聞く。そういう場合でも、親の期待に応えるためにしぶしぶ結婚する必要はないと思う。
私も、テレビなどで聞く恐妻家の話や、金銭的な自由がなくなる不安から、結婚するのは怖いと思っていて、積極的に結婚したいとは思わない。
私はスカートを履きたいと言ってお父さんに怒られたけど、スカートも人間が着る服と考えて、着たい人が着ればいいと思う。

嫌なやつとは無理に付き合う必要はない

友達として付き合っていたが、苦手で付き合っていることがストレスになる、自分が生きていく上で足手まといになるなどの理由で、友達をやめたいと思ったら、連絡を断つなどして付き合うのをやめてもいい。
友達というのは任意の人と人との付き合いなのだから、付き合っていると嫌になるし自分のためにもならないと感じた時は、やめてもいいだろう。

他人に迷惑をかけてはいけない。しかし、「他人に迷惑をかけるな」の行き過ぎも考えもの

他人に迷惑をかけないように配慮した行動をとる、というのは世界共通の常識だが、日本では特に「人に迷惑をかけるな」という風潮が強いと言われている。それを強調しすぎると、自分のやりたいことができなくなるので、行き過ぎも考えものだ。
たとえば、男性がスカートを履いたら、親が(普通の男として育ってほしいと願う親なら)悲しむという点では、人に迷惑をかけることと言えるかもしれない。
あと、私は一人暮らししたいけど、お母さんは一人暮らししないでほしいと言っている。これに関しても、私が一人暮らしすると、お母さんが困るという点で、迷惑をかけることと言えるかもしれない。
しかし、これらは自分の人生に関わることなので、自分の意志で決めればいいこと。他人の迷惑を気にするあまり自分のやりたいことをあきらめる必要はない。

迷ったら自分に都合がいい方を採ろう

「Aさんに迷惑をかけないようにするとBさんに迷惑がかかる、Bさんに迷惑をかけないようにするとAさんに迷惑がかかる」というような場合は、自分に都合がいい方を選んで行動することをおすすめしたい。私のこれまでの経験から言えば、こういう場合自分に都合がいい方を採った方が、他人にかかる迷惑も最小限に抑えられると思う。

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時として、常識とされていることが理不尽で、逆に、わがままとみなされることこそが正しい場合も案外あるものだ。
現状に疑問や不満を感じたら、多少わがままと思われるような行動も起こしてみるのもいいだろう。イノベーションにつながることだってあるはず。

「自己中心的」なことは良くないことだが、すべてのことを自分中心に考えていけないわけでもない。

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