前年より10日早い開花です。
ー 菅首相は感染対策を最優先しながら経済を回していかなければならないと主張しています。
どちらも当然大事ですが、アクセルを踏みながらブレーキを踏めと言っているのと同じで、受け手は混乱してしまいます。
その結果、みんな自分の都合で考えることになり、「コロナは風邪」と考えるような人はGo Toを活用し、そうでない人は入念に対策をする。
感染対策は、みんなが集団的に同じ行動をしないと効果が出にくい。Go Toも感染を恐れる人が多ければ効果は十分に出ません。
中途半端な状態を、日本はこの1年近くずっと続けてきました。
国はGo Toの一時停止についても自治体に判断を任せるなど無責任です。そもそも撤退プランもなくキャンペーンを始めたことが異常です。
多くの旅行業者が対応に追われていると聞き呆れました。
失敗を想定しないプランというのは、無謀な作戦で 多くの犠牲を出した旧日本軍の「インパール作戦」と同じです。 ー
いわた・けんたろう1971年、島根県生まれ。感染症内科医。米国、中国などでの病院勤務を経て2008年から神戸大学。近著に『コロナと生きる』(内田樹氏との共著、朝日新書)(まとめ/本誌・秦正理)※週刊朝日 2020年12月11日号
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/dot/nation/dot-2020120300010
コロナはただの風邪ではない。
政府は 国民の健康と命、この度の分科会の提言を重く受け止め 早急に見直しと対策に一層 力を尽くして欲しいと切に願う。