浮間小学校 おやじの会 (東京都北区浮間)

東京都北区立浮間小学校の生徒のお父さんたちのサークルです。2009年に発足し子供たちと楽しめるイベントを企画しています。

浮間小の棚田造り始動!

2010年09月12日 | 日記
9月12日(日)、浮間小学校に田んぼをつくる作業が始動しました

校庭にあるビオトープ内の「うきうき池」の隣に棚田(たなだ)を作るので、その場所に生えている木を伐採する作業を行うため、「おやじの会Tシャツ」を着たおやじの会メンバーとボランティアの方と学校職員あわせて約15名が朝9時に集合しました。


伐採する木は、幹の直径が50cm、高さが7~8メートルはあろうかという大樹で、太い幹は2本に分かれていました。
枝にロープを結んで、チェーンソーで幹を切り、倒れる瞬間に池と反対方向へ引き倒そうと考えたのですが、周囲に遊具や梅の木があって危険なので、まずボランティアの方が木に登って枝を全部切り落とすことに…
枝を切り落とした後に、いよいよ幹をチェーンソーで切り、ロープを2方向に引っ張って、大樹の切り倒しに成功しました。
ところが切り倒した木の重量がとても重く(1トンくらい?)移動できないので、チェーンソーで長さ50cmくらいずつに輪切りにして転がして移動しました。
輪切りにした幹は、校庭の竪穴式住居「うき穴住居」内で椅子として使うため地面に置いたときに座る面が水平になるように、さらにチェーンソーで微調整する作業も行いました。
おやじの皆さんは、チェーンソーを使ったことはなく、初めは慣れない手つきでしたが、だんだん使い慣れて、座イスもきれいに仕上がりました。
年輪を数えてみると樹齢30~40年といったところ。おやじの皆さんと同じくらいの年齢の木だったのですね…

次に、梅の木を藤棚のそばに移植する作業にとりかかりました。
ユンボ(パワーショベル)の操縦方法をボランティアの方に教わって、おやじの会メンバーがユンボを操縦し、梅の木の根元の周辺の土を掘った後、今度は梅の木にロープをかけてユンボで引き抜き、そのまま吊り上げて、藤棚のそばにあらかじめ掘っておいた穴に梅の木を運ぶという大工事でしたが、みんなで力を合わせてがんばりました。

その次は、「うきうき池」に水を流すための雨水タンクとその台座を、藤棚のそばへ移動する仕事。
体育用具倉庫の屋根の雨どいからつながっているパイプをのこぎりで切断し、タンクの水を抜いて中にたまった泥を洗い流すところまでは比較的容易にできたのですが、台座は地面にコンクリートで固定されていて、コンクリートごと引き抜かなければいけないことが判明。人間の力ではどうにもならないので、台座にロープをかけてユンボで引っ張り上げました。
移動先にも台座のコンクリートを埋めるため、ユンボで深い穴を掘り、台座をユンボで吊り下げて移動し、水平になるように調整しながら慎重に埋める作業を行いました。

体育用具倉庫の脇のせまい道をユンボで荷物を吊りながら何度も往復する作業は、操縦に慣れていないこともあって困難を極めましたが、操縦者もだんだん上達して、初めてとは思えない仕事ぶりでした。

この日の最後に残った大仕事は、初めに切り倒した大樹の切り株を地面から抜き取る作業。切り株の周りをユンボで掘ると、太い根っこが何本も何本も出てきて、いくら掘ってもびくとも動きません…

ユンボの操作に慣れているボランティアの方が操縦を交代して深さ2メートルくらいまで掘ったのですが、それでもなかなか抜けません。 
周りの根っこをユンボで強引に切断し、切り株をユンボのショベルで何度も押したり引いたりゆすったりしているうちに、だんだん切り株がぐらぐらと動きはじめ、作業を始めて2時間後くらいに、ようやく切り株が抜けました。


時間はもう17時を過ぎ、あたりがうす暗くなってきたので、この日の作業はこれで終了し、浮間舟渡の「一源」で懇親会をやりました。
9月の中旬というのに気温が30℃を超える暑さで、おやじの皆さんも職員やボランティアの方も本当に大変でしたが、チームワークで成し遂げた大仕事の達成感を味わいながら、楽しくにぎやかに飲んで語りました。

棚田造りの作業は、これから11月中旬くらいまで、浮間小の児童とおやじの会が協力しながら進めていく予定です。
おやじの皆さん、引き続きご協力をよろしくお願いします。
また気持ちのよい汗を流したあとに楽しく飲みましょう。

さかいの
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする