作詞99 『海路』

『海路』



彼方を行く船　いったいどこに向かうの？
蜃気楼の海　さまよって　探し続けて

あの丘には　もうすぐ花が咲くかしら
頬をなでる風　涼やかな　懐かしい匂い

I am drifting
行く場所が見つからない
この凪いだ海は　穏やかで　暖かいけど
ここはあたしが　眠る場所ではないの



旅立ちの日には　希望に満ち溢れてて
どんな荒波も　越えれると　信じていた

あの人は　もう忘れてしまったかしら
足に触れる土　柔らかな　優しい匂い

I am sinking
来た道も分からない
あの非情な海に　飛び込んで　行くべきだけど
ここであたしは　戸惑ってしまいそう


この船が朽ち果てたら　青い海の底で　ゆっくり休ませて
せめて魂だけは　波打ち際に　たどり着くように


I am drifting
なんにも分からない
I am sinking
あたしは行けない