明日は明日の風が吹いたら私が儲かる

作詞、短歌、川柳、俳句などに目覚めたユリシーズのたわいない日記。
主に言葉のことに関して書き連ねてみます。

作詞103 『涙のかわりに』

2012年05月09日 12時00分20秒 | 作詞(旧作)
『涙のかわりに』



すべて無くしてしまって
一人泣いていたの
もうこれ以上は
生きることもできないと

汚れた地べたに座り
雲の切れ間見ていた
ふと気がついたときに
私歌っていたの

「会いたい」と「寂しい」と
口をついて流れる歌
何よりも私の心
表していたのよ
私生きて行きたかったの



顔を上げたときに
黒い猫がいたの
「人はめんどいんだね」
そう呆れ果てていたようで

でも人に生まれたから
嘆くこともできるの
だからこそこうやって
私歌っていられるの

「ごめんね」と「さよなら」と
涙のかわりに流す歌
何もかも失うのなら
取り返せるように
私ここで叫んでみる


人は弱いの それでいいじゃない
人はずるいの それでいいじゃない
そんな人が 大好きよ
私だって 愛されたいもの


愛した人がいるから
傷つけた人もいるから
全部を抱えながら
声を振り絞り歌う

聞いて欲しいとは言えない
それはわがままだから
でもこの歌の中には
私の過去が詰まってる

胸を張って歌うわ


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