日東鉱山は北海道平取町仁世宇(にせう)地区にあります。
日東鉱山と言えば、クロム鉄鉱石。クロム鉱山として有名です。
クロム鉱山と言えば!!ウバロバイト!!(´艸`*)
そうなんです。そもそも私たちは、ウバロバイト(灰クロム柘榴石)を探しに、
仁世宇にある「ポンモワァップ川」に行ったのが日東鉱山との出会いでした。
ネットの記事で、仁世宇のポンモワァップ川でウバロバイトを拾う、というものを読んで
行きたい!!行ってみたい!!見てみたいウバロバイト!!と興奮したのでした(*´▽`*)
で、いざ平取町へ!
札幌から苫小牧に向かい、苫小牧東ICで日高道方面へ。
日高道は沼ノ端東ICから無料となります。
苫小牧東ICからはしばらく国道235号がすぐわきを並走してるので
グーグル先生も国道走ってるの?高速乗りなさいよ!と勘違いして勧めてくるので注意。(;´∀`)
降りるのは日高富川IC。
ここから平取町界隈へ走ると、馬産地ならではの光景
両脇が牧場です。
しかし日高地方の雰囲気というのは、北海道民にとってすこし異国感があります。
本州から来た方ならこういう風景こそ北海道、と思うかもしれませんが
後志(しりべし)に住む私たちにとって、雪の少ない風景は不思議な感じがして。
なんとなく、本州っぽいとまで思ってしまうのです。(かくいう私は関東出身)
さてさて話がそれました。
仁世宇のポンモワァップ川を目指します。
あ、そうそう、国道237号を平取町に向かって走ると難しい地名をたくさん見ました。
紫雲古津 「しうんこつ」
二風谷 「にぶたに」
去場 「さりば」
荷菜 「にな」
荷負 「におい」
難しいですねぇ、。
あ、また話がそれましたね(*´▽`*)
国道237号をしばらくずんずんと走ると左側に「ニセウエコランドキャンプ場」入口があるので
そこを左折。
仁世宇園というヤマベ料理のお店もありますから、その看板のほうが目立つかな
そのまま細い道を入り、小さな橋を渡ってニセウ川の川岸を走ります。
ニセウエコランドキャンプ場
ニセウ川とやまべ園(白い建物)
ポンモワァップ川の場所がイマイチわからず、近くに住むおじさんに聞くも
????
という顔。
「何を探してるの?」と聞かれ、「柘榴石」と答えると
「知らんなぁ、ここに長いこと住んでるけどー」と言って
「これならしってるよ、すごいだろ?もらったんだ」と見せてくれたのが
10キロ以上あるクロム鉄鉱についた緑色輝くウバロバイトでした。
あ、それそれ、それのことやん、と思ったけれど
すごいですね~きれいですね!!とお礼を言ってその場を後にしました。
このあたりの方に日東鉱山のことやウバロバイトのことを聞いてもわかる人は少ない、という
前情報の通りでした。
そのまま川岸を走り、ポンモワァップ川にかかる「クローム沢」と書かれた橋を探します。
一回通り過ぎちゃったほど、小さなポイントでした・・・
クローム沢・・・日東鉱山があるのはこの上の山の上です。
そして、ポンモワァップ川はというと・・・
こんなに細いんです・・・
川というより、小川?
で、ここで必死に探しました、ウバロバイト!
しかしながら残念です、コメ粒ほどの一つも無い(*´▽`*)
川から橋を見たところ。この水の中にも、ウバロバイトはありませんでした。
日東鉱山はこの川の上にあたるところにあり、
日東鉱山の前を流れる川がこのポンモワァップ川なんですね(今更気づく)
で、このあと、林道を登って日東鉱山へ行きました。
入口は、ほんとに狭いので見逃しがち
細くて暗い・・・(熊こわい・・・)
どんどん道が細くなります
この両脇のカラマツ林には病院や学校などがあって、一大鉱山街だったそうです。
今は、本当に自然に還っていますね
で、このあと製錬所跡まで行ったのですが、なんとカメラのデータが消失してしまい・・・
すみません・・・m(__)m
でも、いまも製錬所の土台も残り見ごたえのある鉱山跡だと思います。
林道は車でも上がれますが、細かい傷がつくことを覚悟しなければいけません・・
草というか、ほとんど枝が元気いっぱいなのでね・・・
それが嫌な方は徒歩で林道を登りましょう、1時間くらいかな(*´▽`*)
製錬所跡の場所は林道終点で木の伐採地、とても開けています。見通しはOK。
熊も近づいてきたらわかりますよ(;´∀`)
そこから少し歩けば、ポンモワァップ川の流れに着きます。
対岸はクロム鉱山特有の蛇紋岩の緑色の岩肌。おそらく坑口近くでしょう。
そこにはいくつかウバロバイトが落ちていましたが、足場も悪い上に
見通しがない谷場でヒグマの痕跡がハンパなくて、1時間もいられなかった・・・(:_;)
残念ながら、とても中途半端な探索になってしまったのですが以上です・・・
参考になればうれしいです。
ウバロバイト、そこで拾ったものは今でも宝物(´艸`*)
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