昨夜は恵那山に行くつもりで寝た。
今日6月13日(水)、午前2時頃、目が覚めた。
恵那山登山ルートを調べていると、「ブヨ対策」が必要と書いてあった。
一挙に不安が僕の心を覆い尽くした。
マムシとか山蛭などに襲われる想像もしてしまった。
体もシャキッとしない。
僕は再び布団の中に戻った。
午前5時半。いつも起きる時刻になった。
味噌汁を作り、どこへ行くか、思案する。
決断できない。
時間が過ぎ去る。
多治見駅まで重いザックを背負って歩く。
恵那山黒井沢ルートか、富士見台高原にするか、
南木曽岳にするか、いつもの旧中仙道にするか。
多治見駅に到着。
8時5分発、8時44分着の中津川行しかない。
中津川から先は、10時16分までない。
今日は南木曽岳は止めた。
南木曽岳登山口に、どんなに遅くとも午前9時には着いていたい。
そのためには、多治見発6時57分発の電車に乗るしかない。
今日はもう遅すぎた。
恵那山には、できれば、前宮ルートから登りたい。
前宮ルートは、しかし、易しくない。
心身両面の十分の準備なしに行くこと対して、
決断が揺れる。
電車が中津川に到着した。
例によって「すや」に立ち寄る。
水曜日は定休日だった。残念ながら、栗娘には会えなかった。
「すや」に背を向けて歩き出した。
旧中仙道を南木曽駅まで歩くことにした。
前回、2時間ほど歩いた頃、右足が痛くなったので、
今回、僕はゆっくり歩いた。休憩も1時間に1度は取った。
なのに、またしても、右足の付け根、膝の裏側の筋肉等が痛くなってきた。
休憩のたびにストレッチをした。
痛みをこらえて歩くという最悪の状態だけは何とか回避できた。
やはり、恵那山に行かなくて良かった。
ハイキングコースさえ今の自分はまともに歩けないのだ。
悲しいが、これが現実だった。
恵那山登山は、もう少し鍛錬を積んでからだ。
旧中仙道沿い(木曽郡木曾町)の立派で、
小奇麗なお屋敷の前をいつものように通過する。
今までに何十回と通った道。
しかし、そこのご主人と会ったのは、今回が初めてだった。
僕は、屋敷と庭園とを眺めながら、
「この辺りで一番立派なお屋敷と庭ですね」と言った。
実際、僕はここの家の前を通り過ぎる時はいつも家の中を覗いた。
覗くたびに、「美の支配」を感じた。
汚れのない、きりっと張り詰めた雰囲気が漂っていた。
「うらやましいです」と僕が言う。
「都会の人は、ここを通りすぎるだけだから、
よくそう言われるけど、
住んでみると、そうでもないですよ」
主人は道端の池の補修をしていた。
「錦鯉を入れるつもりです」
「これは山からの水ですか」
「そうです。うちは一番上だから、水の権利を持っているんです」
話してみるものだ。
水の権利などというものを一個人が持っているとは。
(もっと書きたいことがあるが、
眠くなってきたので、ここで終わりにする。
最後に一言、
山葡萄のワインを買って飲んでみたが、
おいしかった。)
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