年末から取り掛かった庭の切り株(直径20センチ余)除去の作業。道具としては、鋸、鑿、金槌、鍬しかない中で、正月二日、何とかその大半をやり遂げた。相手が根っこだけに、根深い満足感を得た。鑿という漢字も覚えた。外の世界に思いを馳せると、心の片隅が疼くが、内の世界では、何か紅紫の彩りに包まれそうな小さな予感がする。切り株除去とは何の関係もない想念だが、自らを包み込む時には、周囲の人々を包み込むことも忘れないようにしたい。誰もがそれぞれの大地にそれぞれの根を張り巡らせることができるように。
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