2年前の今日 その③ byB・B

2009年9月8日お昼　美留和の地を踏みました。

朝４時くらいに目が覚め霧だか小雨の中で、カンタとジジのトイレを済ませて出発です。
ジジは連日の緊張と不安で乗船中から下痢をしていて、車の中が臭い。
カンタは後部座席、ジジは助手席でしたが途中コンビニに寄って戻るとカンタが運転席に。
良く見るとジジがカンタの場所で用を足して、自分は澄まして自分の場所に。
お腹が緩いので我慢出来なかったにしろ「オイオイ」ってとこですね。
始末して、カンタを後ろに追いやりひたすら弟子屈へ。

（この弟子屈　「てしかが」って最初は読めず覚えられず）

「北海道だねー」「どこまで行っても北海道だねー」

広がる草原、空（曇天でしたけど）、のんびり草をはむ牛達。
遠くに連なる山々（曇ってかすんでましたけど）。
不安になる位信号も車も殆ど無い見通しの良いまっすぐな道。

「いつ着くんですかー？」

携帯で要所要所ナビゲートしてもらいながら、道路標識に弟子屈の文字が始めて出てきた時は、
ああやっと着いたーーって安心し、喜びも湧きあがって来ました。

弟子屈の外れの潰れたホームセンターの駐車場で待ち合わせ。
軽トラックで迎えに来てくれました旦那さま。

５か月ぶりの感激の再会の筈。でした。

車から降りた旦那さんは・・・・・・・・「ホームレス？してました？」

髪の毛ぼうぼう、髭ぼうぼう
両腕腱鞘炎、現場から落っこちて肋骨も折れ、疲れから高熱を出し多分それから来た膀胱炎が完治してなく
やせてやつれて。

本当なら
「良く来たね！待ってたよ」
「久しぶりね、あなた、会いたかったわ」と、ひしと抱き合うのでしょうけど、

「ハイ、お疲れ～～～」
「どーしたの」
ジジもカンタも「トイレ、トイレ」と大急ぎで外に飛び出すし、一緒になって旦那さんも並ぶし。

まあ台本通りには行かないもんです。

でもカイもリンもユパもその当時はみんな元気で、大喜びで迎えてくれました。
カンタもジジもみんなの顔を見てやっと安心したようでした。

親友のM子さんがお餞別にって上等のシャンパンと上等のシャンパングラスをプレゼントしてくれましたので、
軽トラックの荷台で開け「乾杯」しました。


当分住まいになる（すでになってるけど）トレーラーに入った時は絶句しましたね。
久しぶりに奥さんを迎えるので、テーブルにお花、なんて旦那さんに期待は勿論してませんでしたけど
それにしても。

まあ台本通りには行かないもんです。